アン・ブーリンの人生は、ジェットコースターのように波が激しく、そして終わってみるととても短いものだと感じます。

そんなアンの人生を、私は少し自分と重ね合わせて見てしまいます。


だから、彼女の生き方を否定することはできないなぁーって思ってしまう。


6人の妻を迎えたうち、2人を処刑したというヘンリー8世もかなり傲慢で残酷な人でした。

でもアンとは決定的に違う。


アンは、自分はこうありたいという理想像のもと、欲望に従ったまででした。


でも、結局は、最初の方では彼女を愛人に進めた彼女の叔父や父が、後半はヘンリー8世が、絶対的に強い立場で彼女をコントロールしたのです。

ここに、イギリスならではの、「家父長制」を強く感じずにはいられません。


一方ヘンリー8世は、こうありたいという理想像がなく、結局どの妻も気に入らなくなり6人を交互に娶っては殺したり別れたりするのです。

英国国教会も、流れで作らざるを得なかったもの。

彼になんら将来の理想像や予測はなかった。

要するに、浅はかなのです。


彼のそういうところを漬け込んだのがアン・ブーリンであり、彼もまた、アンによって支配され、呪われた人だったのでしょう。


そんなヘンリー8世の晩年は、肉好きの食生活がたたって病気になり、でぶでぶと太り、鼻はかけ落ち、見るに耐えない姿になって死を迎えたようです。。。


歴史って面白いですね。

中世についての文献がもっと読みたくなりました。