武士が身につけるべき教え(徳目)と構造
これは漢字で表現されています。
・卑怯や不正を憎む心性、すなわち「義(=正義)」
・正しいことのために行為をなすこと、すなわち「勇(=勇気)」
・弱者、劣者、敗者に対する思いやり、すなわち「仁」
・他人の気持ちを思いやり、社会的地位に敬意を払うこと、すなわち「礼」
・嘘やごまかしをすることなく、口に出したことは命にかけて守る心構え、すなわち「信(誠)」
・人格の尊厳と価値についての積極的な自覚、すなわち「名誉」
・目上の者に対する服従と忠実、すなわち「忠(忠義)」
・単なる知識ではない叡智、すなわち「智」
これらの徳は孤立して存在するのではなく、「智・仁・勇が義を支え」
「信・仁が礼を支え」、そして「義・礼が忠を支える」。
こうして、全ての徳目の最上位に「忠」がおかれるという階層構造をなしている。
ただし忠は、主君への諂い(へつらい)や追従ではなく、自らの「名誉」をかけた行動だった。
そして名誉は、それを得るためなら生命さえ安価だと考えられていた。
※名誉とはウィキペディアより
名誉(めいよ、Honour)とは、自身の業績、功績、態度、姿、振る舞い、あり方、生き方を讃えられ、それをすぐれている、価値があると自他共に認め、それを自らの尊厳、誇りと見なすこと。
つまり、これが一番大事。しかし、それには数々の厳格な徳目があってのことなのですね。
この構造で考えると、現代人の場合は「武士道=生き方」と捉えるほうが良いのかも知れません。
「義・勇・仁・礼・信・名誉・忠・智」
忘れるなかれ。