他人の捨て牌を崩してしまったら | ロッキー堀江の我以外皆吾師

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Hくんが打牌の粗相をして自分の捨て牌だけでなく上家の捨て牌まで乱してしまいました。

Hくんは自分の捨て牌の並びは整頓しましたが、上家の捨て牌は乱れたままでした。

それを見て、Tくんが

「自分の捨て牌だけでなく、乱した上家のもきちんとしないといけないよ」

と声をかけました。


このやり取りを見ていて、故安藤満さんとの初対戦のことを思い出しました。

まだプロ連盟など影も形もないころです。

当時市谷にあった田中利春さんの店「ポプラ」でのことです。私も当時は会社勤めをしており、たぶん土曜の夜のことでした。

安藤さんのうわさは聞いていましたが、そのときまで同卓したことはもちろん、顔を合わせた事もありませんでした。

私と安藤さんが対門同士に座り、その両脇には若い(われわれも若かったのだが)打ち始めた。

半荘何回目だったか、片方の学生が捨てそこなって安藤さんの捨て牌の列を乱した、それを直そうとしたときのこと、安藤さんから厳しい口調の一言が


「他人の捨て牌に触るんじゃねえ」


学生の手は止まり、場面はちょっと緊張した、まあそれでその場は終わったのだが・・・

安藤さんは厳しいところで打ってる人なんだなと改めて思い知らされた出来事だった。



とまあ、こんなことを思いだしていました。