何が勝ちなのか、負けなのか | ロッキー堀江の我以外皆吾師

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マージャンと賭けないマージャンの専門店SPロッキーについてのあれこれ

このテーマは、現在の競技選手が出現した創成期からある議論ですが、いまだに結論は出ておらず、成り行きのまま現在のシステムが行われているので、再度蒸し返してみました。

どんな競技でも勝敗の基準ははっきりしています。競技をする上では当然です。

ではマージャンにおいてはどうなっているでしょう。

4人での半荘戦においては、南4局終了時にもっとも点棒を持っている人が1位、以下2、3、4位となり4位が一番の敗者である、まあこれはわかりやすいというか当たり前ですね。

わかりにくくなるのが、複数回打ったときの総合順位の決定方法です。

たとえば、4回戦の戦いでAとB二人の比較をして見ます。

私の出身であるプロ連盟の順位点で考えて見ます(実は得点+順位点で順位を決定するシステムを採用していれば、どこの方式でも大同小異です)

Aさんは毎回+5,0の二人浮きのトップの4連勝、合計は+52.0。順位率は1.0です。

Bさんは2回は+50.0のサンコロトップでしたが、残り2回は-5,0の二人沈みのらすをとってしまいました、合計は+98.0。順位率は2.5です。


プロ連盟のシステムではBさんの圧勝です。最高位戦でも、プロ協会でも同様にBさんの勝ちです(順位点が違いますから、もう少しBさんはプラスしている必要があるかもしれませんが)。

たしかにBさんのほうがたくさんプラスしていますが、Aさんは負けた気がしないのではないでしょうか。


マージャンを打っている人ならお分かりだと思いますが、攻撃タイプがそろった卓と守備型が集まった卓では点棒の動き方がまったく違います。

攻撃タイプの卓は高打点のアガりが飛び交うことが多くなり、結果的にそれが誰かに集まれば大量得点になります。

守備型の卓はそもそもアガりがでにくくなっているので、点棒の動きがあまりないことが多いものです。ですから、大量得点は相当に困難なことになります。

これらのさまざまな卓の結果を同列に並べて比較するのは無理があるかもしれません。

ゴルフで言えば、異なるゴルフコースのスコアを比べて順位を決めているようなものかもしれません。


では、どのような順位決定方法が考えられるでしょうか、次回以降でボチボチ書いていこうと考えています。


ただ、こんな内容が皆さんに受けるのかどうか、ニーズがないようなら打ち切るかも。