早速、沢山あるモデルエージェンシーのコンポジットから好みのモデルさん選びになった。
しかし、作品撮りでしか選んだ事しかなかったので、自分の好みが「センス無くて、ピント外れだと」思われたくもなかったので、牧野さんとの意見を交わしつつ冷静にコンポジットを見た。
いつもの作品撮りのモデルさんよりも、明らかにファッショナブルだし、きれいで個性的、そして、コンポジットの写真が今まで見てたものとは明らかにレベルが雲低の差があった。日本に来日している、トップモデルといきなり撮影ができる事が当たり前の環境に感謝しつつ、いつしかモデルさんを選びながら、どちらかというとコンポジットの写真、すなわち写真家の作品の方が気になり、やはり海外の写真家はセンスがいいし、何か「グット」くるものを感じる。
当時はまだ、海岸版のファッション雑誌が今のように簡単に手に入らない状況下では、一部の人がそれに影響され、ひどい時にはそのまんま真似する事があった。雑誌を開いて写真家が真剣に現場で見ている姿は、僕にとって、それはいつも幻滅する瞬間だった。先ずは真似から?という事なのか、楽したいのか?とにかくあまり見たくない光景だった。
牧野さんは僕が空想している間に、テキパキとモデルさん選びを進め、「こんな感んじ、じゃないかな~」とすでに絞り込んだ。僕は誘導されるままにその中から一人の髪はライトブラウンの気持ちショートヘアーの白人が第一候補になった。早速、牧野さんはエージェンシーに電話をして、彼女をブッキングした。
ただ展覧会の感想を聞くためにお茶を出した事から始まった、この流れは、あまりにも速い展開に僕は「仕事とはこの位スピード感が必要」とわかってないのに納得した。