最速、写真家の心得−25 | m.s.park's blog

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写真家の心得

そんな華やかな展覧会からスタジオに戻ると、そこはいつもの世界だった。ただ、流行通信の編集部の人たちは僕達に対しての雰囲気は変わっていた。何か今までよりも優しい口調だったり、少しだけリスペクトされている感じが伝わってくる。これも展覧会のおかげかな?ともかく、親密になった。
写真が人を変えた瞬間だった。
それ以来、スタジオの2階部分の踊り場スペースは [テーブルと椅子「可動式」x4 イノベーター製]
流通編集部の人たちの憩いの場になった。いつも高い確率で、必ず誰かしら編集部の方が占拠していた。
そんなみんなに、僕はお茶だしついでに展覧会のことを聞いてみた、「どうでしたか?」と先ずはじめに牧野さんに聞いてみた。いつものリアクションだけど、2倍ぐらいの勢いで「おもしろかったわ~いい!」といつもの新宿2丁目な口調と仕草で答えてくれた。そして「ミック~写真撮らない~」と聞かれ、「僕はいつも撮ってます。」と答えた。すると「違う。流通の写真お願いしようと思って~」僕はスタジオのみんなが頼まれている。物撮りの切り抜きかな~と思った。心の中で「物撮り御勘弁」と呟いた。
ここで牧野さんを簡単に紹介する.流行通信編集部、唯一の男性.ファッションナブル、物腰は柔らかく、いじられキャラ.しかし写真にはいつも厳しい姿を見せているので、そこはソフトでありながらも緊張感がある。しかし、現場はいつも予想できない。
当時の編集部は皆さん個性が強い方が多く、朝の出勤時はいつも楽しかった。みんなお洒落なのは当たり前だけど、sexyなスタイリングの時は目の行き場に困る.そんな怖い女子校の環境に一人揉まれている牧野さんからの突然の仕事のオファーに戸惑った。