皆さんこんにちは!このブログを読んでくださりありがとうございます😊
舞台美術部サブチーフ、法学部3年今宮麻衣です!
今回は舞台美術部、通称〝ぶび〟が執筆担当ということで、このブログを読むことで皆さんが本公演をより楽しめるように(あわよくば舞台美術に興味を持って頂けるように……😳)なればいいなと思っております!
ということで、今年の舞台セットは只今製作中ですので、去年21st公演に登場した〝木〟の作り方についてお話しします!
第21回は「お気に召すまま」でした。舞台は最初に宮殿🕍から始まり、森🌳へと変わります。そう、場面転換があるのです。
こちらが舞台です↓


上が宮殿、下が森の舞台です。
そう!宮殿の柱の向きを変えると森の木になるんです!!賢い方法ですよね〜
他にも切り株や吊りものなどなど、変化した所は沢山あります!こだわりが感じられる素敵な舞台ですね💓
では、このリバーシブルな木の作り方についてお話しさせて頂きますね!
〜🌳木の作り方🌳〜
①ボイド管というドでかい筒に、木の頭っぽく切り出したベニヤ板をくっ付けます。

②細いボイド管で枝を増やして、画用紙をちぎって葉っぱや樹皮っぽく貼り付けます。
裏側には宮殿っぽく白いペンキを塗ります。

だんだん木っぽくなってきましたね…!
ここで余談ですが、この幹の色合いから我々はこの子をカレーと呼んでいました。🍛
③画用紙を貼った裏側に、白布を宮殿っぽく貼ります。

フリフリがとっても可愛い!✨
④幹を延長するために中に垂木を仕込みます。
木の中に木を入れるとは、最早何をもって木なのか一度考えてみたくなりますね🤔

ノリノリです!💃
⑤土台に延長した分の幹を入れて立たせます。

とても大きいので皆で!大変だったけどいい思い出です。
この土台のエンブレムもとっても素敵ですよね!✨
⑥宮殿の柱を汚します。

〝汚し〟とは、長年使い込んだようなリアルな質感を与えるために、わざと汚すことを指します🕍
〝汚し〟はセンスが試される作業ですが、建物などの舞台セットには大体汚しが必要です!なので皆舞台が完成する頃には才能を開花させて、センスを磨いて立派な汚し職人になっています🏐🌳
⑦微調整して〜〜

⑧完成!!!🥳

いや〜長い道のりでしたね!
カレーは高さが約4mあるので、移動や接合に特に手を焼いていた覚えがあります。
しかし、手のかかる子ほど可愛いというもの。
どの木も皆で愛情込めて育てたからこそ、舞台で木の役という立派な務めを果たす姿は感動ものでした。
さて、昨年の舞台美術部の作業風景も交えながら舞台の製作過程をお見せしましたが、いかがでしたでしょうか?
これを読んでくださる皆様が観劇するにあたり、「この舞台セットはどんな風に作ってるんだろう」なんて楽しみ方もして貰えたら本望であります!
今年はどんな舞台なんでしょうか…💭
ワクワクですね!
もうすぐ皆様に完成した舞台をお見せ出来ることを楽しみにしております!!
ここまで読んでくださりありがとうございました🙇♀️