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仮想通貨取引所のコインチェックから、仮想通貨「NEM(ネム)」が約580億円分流出した。外部からの不正アクセスによるものとわかり、金額の大きさから衝撃を持って受け止められている。

いったい誰の「犯行」なのか。インターネット上ではNEMの運営団体だけでなく、不正を取り締まる「ホワイトハッカー」がボランティアで活躍している。

「犯人の財布にマーキング」

シンガポールに、NEMのブロックチェーン技術の普及や発展に努める「ネム財団」がある。コインチェックからのNEM流出が明るみに出た2018年1月26日、財団の国際コミュニケーション責任者のアレックス・ティンズマン氏はツイッターで、「NEM(財団)とコインチェックは協力して追跡をしている」ことを明らかにした。同じ日、財団が24~48時間以内に自動システムを開発すると発表。これは、不正に盗まれたNEMを受け取ったアカウントをすべて追跡するものだ。もし流出したNEMの移動があれば、誰が犯行にかかわったかが分かるという