2月の沖縄キャンプで、巨人・原監督と2人きりで、カメラ抜きでたっぷり喋らせてもらった時の余裕を思い出す。


原 「阪神はどうなの?」

増 「ゴメス次第です」

原 「新助っ人はそこまで期待しない方がいいよ」

増 「そうなんですけど…」

原 「ゴメスはどこ守るの?

増 「ファーストです」

原 「サードじゃないの??」

増 「サードの守備率が8割台やから無いですぅ」


原監督爆笑。


原 「じゃあサードは誰が守るの?」

増 「今成をコンバートして、新井良と投手の右左で使い分け。それでダメなら新井兄をコンバートになりそうです」

原 「サードというポジションをなめてもらっちゃあ困るよ」

増 「は、はぁ…」


でも今成選手は素晴らしい守備を魅せてくれた。


増 「どうやったら阪神は変わりますか?」

原 「2軍の球場どこだっけ?」

増 「鳴尾浜ですけど…」

原 「鳴尾浜で泥だらけになった若手をレギュラーにしないとね」

増 「そうなんです、阪神は他球団で泥だらけになった選手ばっかり使うんです。特に広島方面の…」


原監督再爆笑。っていうか、鳴尾浜が知られてへん事がショックやった。


増 「もし巨人から誰か来て阪神を変えれる選手いますか?」

原 「阿部だね」

増 「阪神はキャッチャーだらけなんですけど…」

原 「阿部と他のキャッチャーを一緒にされちゃ困るよ」


ここから原監督と夢のような交渉が…。


原 「逆に誰が欲しい?」

増 「…今なら4番サードを埋めれる村田選手ですかねぇ」

原 「村田は選手会長だからダメだね」

増 「じゃあ〇〇選手。サードで使います!」

原 「じゃあ、××とトレードでどうだね?」

増 「ええっ!! でも僕的にはOKです!」

原 「いいの??」

増 「はい」

原 「じゃあ、成立って事で…」


FAは嫌いやけどトレードは好き。トレードにはドラマを感じる。トレードで来た選手や出て行った選手は応援したくなる。


この話をしたんは7ヶ月前のMBSラジオ『週刊ますだスポーツ』。プロ野球シーズン中は『月刊ますだスポーツ』やったけど、秋から再び『週刊ますだスポーツ』として放送が決定。10月22日から毎週水曜20時~生放送。


そして、9月30日の阪神タイガースvs横浜DeNAベイスターズ戦。この試合、MBSラジオは『ますだおかだ増田のDJベースボールパーク』と題して放送。先日、プロの実況アナウンサーと作成したという“実況マニュアル”てなモノをスタッフから渡された。ハイ、もう俺が実況やりま。俺なりのプロ野球の実況やりま。


どれもこれも、昨年9月の『増田英彦のDJタイガースライブ~阪神タイガースvs東京ヤクルトスワローズ~』をメール&FAXで盛り上げて下さったリスナーの皆さんのお陰ですわ。今回もよろしゅうお願い申し上げます。