サラリーマン時代に働いてた会社の同僚に頼まれて、博報堂DYメディアパートナーズさんの社内報の取材を受けた。あのままサラリーマンを続けとったら、今働いてた可能性のある会社。
普段は広報担当者がするインタビューを今回は1年目の男性社員が担当するとの事。彼は『Mー1グランプリ』に影響を受け、学生時代に漫才をしてたらしい。俺らが優勝した時はまだ小学生とは…。

「質問内容をカンペに書いてきたので見ていいですか?」

彼のポケットから出てきたのは靴の中敷き。

懐かし過ぎて一瞬何の事か分からんかった。『Mー1グランプリ2002』の決勝用に1本目のしゃべくり漫才と違うバリエーションを見せる為に作ったネタ。紙やノートが定番だった読みネタを思いつきで靴の中敷きにした。あくまで決勝戦用に作ったネタやから好きなネタでもないしあれ以降全くしてへん。

「しまっときなさい!」

岡田に一喝された彼。就活の最終面接で一人漫才をして内定を貰った俺。もしかしたら彼は俺の部下になっていたかも??