舞台『道頓堀喜劇祭り』も7日目が終了。残りあと3日。
演出・渋谷天外さんには結構好きにさせて頂けてるんで、稽古中からアドリブをドンドン入れていった結果、セリフが台本からかなり変わった。だからもう初日が始まる2日前から台本を開いてへん。
公演が始まってからも、自分で削ったり新たに足したりしてるんでセリフや動きがまだまだ変わってきてる。そうこうしてると、今度は僕のお父さん役・芦屋小雁さんが僕にアドリブをぶつけてきはるようになった。それが1つづつ増えてきてるんで、せっかく慣れてきたのにいつ飛んでくるか分からんから油断できひん…。
5日目に、僕が出演していない第二部『大阪下町物語』を客席で初めて観た。まさに笑い泣き!素晴らしい!松竹新喜劇って凄い!藤山寛美さんのDVDで見たり去年も観劇したけど、この『大阪下町物語』は凄い!高価な観劇料にも関わらず毎日たくさんのお客さんが来られてる理由が5日目にしてハッキリと分かった気がする。
ベテラン喜劇役者の渋谷天外さんと曽我廼家寛太郎さんによる見事な掛け合い。渋谷天外さんは生で見た事あったけど、初めて見た曽我廼家寛太郎さんは第一部『一姫二太郎三かぼちゃ』では僕の兄役で、稽古で見てておもしろくてファンになってたけど、『大阪下町物語』を生で観て感動、天才だと思った。
この世界に入って21年、まだまだ知らないお笑いがあった。そしてまた1人尊敬する芸人さんが出来た…。