我が阪神タイガースがドラフト会議で1位指名し、抽選の末に見事交渉権を獲得した大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手。藤浪投手の交渉権獲得は最高のニュースやけど、個人的にはちょっと複雑な心境。もし藤浪投手が外れた場合、1位で獲得の噂があったNTT西日本・増田達至投手を埼玉西武ライオンズが指名。増田投手にも来てほしかったなぁ。

 

増田達至投手を知ったのは今から6年前の全国高校野球・兵庫予選。ある新聞に『ますだおかだが大活躍』という見出しがあった。芸能面やなくて高校野球面に一体どうして??


『ますだおかだが大活躍!柳学園高校は、ピッチャーが増田君で、キャッチャーが岡田君!』


記事によると、学校でもよく「ますだおかだ!」とイジられてるとのこと。


そんな名コンビの?ますだおかだ君が予選1回戦を突破したという情報が、当時放送していたニッポン放送『ますだおかだのオールナイトニッポン』のリスナーから届き、2回戦がその放送の翌日にあるということで、ラジオの生放送中に学校に急遽電話しようという事になった。時間は深夜2時。おそらく留守番電話になってるだろうから応援メッセージを入れるつもりで電話したら、眠そうな男性が電話に出られ、僕らが漫才師の『ますだおかだ』であること、今ラジオの本番中であること、そして放送終了後に直筆の応援FAXを送るので彼らに渡して欲しいということを伝えて電話を切った。


その後すぐにスタッフからお詫びの電話をしたところ、守衛さんだと思ってたその人はなんと野球部の監督!その学校では先生たちが交代で宿直をしているらしい。すんません。


放送終了後、直筆で応援FAXを送らせていただいた。


翌日の試合時間は俺らはテレビの生放送中。ずっと気になり、CM中にADさんが試合経過を逐一報告してくれてたけど、結局『加古川西高校』に7-0でコールド負け。


その年は、斎藤佑樹投手(早稲田実業高校)と田中将大投手(駒大苫小牧高校)が投げ合い、決勝戦再試合で早稲田実業高校が優勝したあの“ハンカチ王子ブーム”が起こった伝説の第88回大会。


県予選の2回戦でコールド負けするくらい打たれまくったピッチャーが、その6年後にプロ野球から1位指名。すんごい頑張ったんやろなぁ。


近い将来、藤浪君と増田君が投げ合う『阪神タイガースVS埼玉西武ライオンズ戦』が来た時には、西武の攻撃中は阪神を、阪神の攻撃中は西武を応援してしまうんやろなぁ。 


ちなみに、増田君は淡路島出身、俺の親父も淡路島出身…もしかして??

 

そして、増田君の相方の岡田君が今どうなってるのか気になります…。