俺と『中川家』が同じ中学校出身で、“3年増田・2年剛・1年礼二”だった事はよくTVでイジられることは多い。でも、実は俺のクラスにもう1人芸人がおった事はあまりイジられていない。その男とは『世界のナベアツ』。

中学2年生の時、俺らは同じクラスで、塾もそろばん教室も全部同じクラス。オマケに“プロレスごっこ”では、俺が『ポカリスウェット世界ヘビー級チャンピオン』で、ナベアツが『メローイエロー世界Jrヘビー級チャンピオン』だった。

なんで体の大きいナベアツがJrで、小さい増田がヘビー級!?当時俺は肥満体児で、ナベアツもクラスで前から1or2番くらいのチビやった。

“プロレスごっこ”以外にも、俺は倉庫として使われてた空き教室で、空手部が置いてた畳の上をステージにして“お笑いごっこ”とかしてた。ナベアツはそういうことはせんかったけど、1番前に座ってよう笑ってくれるエエ奴やった。

しかし3年生になった時、ナベアツ(当時のアダ名・あつむ)は滋賀県に転校。

それから7年後の大学4年生の時、俺は岡田に誘われて『吉本2丁目劇場』にライブを観に行った。始まる前、岡田に「『山下・渡辺』っていう若手コンビが面白い!」って聞いてて、その彼らが登場。その渡辺を見ながら、“あつむに似てるなぁ。でもあつむはあんなに大きないよなぁ。”って思った。

その2年後、俺も芸能界に飛び込み、『爆笑BOOING』というネタ番組のオーディションに行った時、その渡辺とエレベーターでバッタリ会い、思いきって「あつむ?」って聞いたら、渡辺も「マスコ?」(僕のアダ名)。

その再会から15年が経ったけど、新人の頃にネタ番組や賞レースで一緒になる事はあったけど、まだちゃんと仕事で絡んだことはない。

『ポカリスウェット世界ヘビー級チャンピオン』と『メローイエロー世界Jrヘビー級チャンピオン』の競演はいつになるだろうか?