日中の気温がようやく元のレベルに戻ってきた感じです。
あの集中豪雨から10日、幹線道路の冠水車両→被災車両はほぼ撤去されましたがいまだに多数の車両が撤去されず「放置」されているようです。
※淡い期待で帰還したA3 3.2l quattoro...
本日もちょっとだけ元気にいってみましょう!
今回のお題、
「A3 8P1 3.2l quattoro さんは水を吸い込んだ顛末でした...」こと「Audi A3 8P1 3.2l quattoro 」の冠水後の状態チェックについての備忘録です。
自分はタイミングよく、レッカー手配が完了し動かなくなった翌日には駐車場へ移動が完了することが出来ましたが、レッカー業者さん曰く「バックオーダーが400台」とどこから手配していくか、いつ完了するか見通しがつかないと少々「困惑(本音?)」していたのが「本音」だと思います。また、一般のご依頼もありますが「警察・自治体」からの依頼が優先?だったり、車の仕様では「4輪とも動かない車両」は手間がかかる作業で対応できる人材があまりいないらしい...。
自分のケースは「ローダーで積み込み可能+レッカー業者さんの車庫の近所」ということが功を奏し「電話して1時間」で積載完了、自宅までは8㎞なので時間にして1時間で駐車場に到着、駐車場の間口も広く3トンローダー(積載車)が余裕で駐車場へ侵入することが出来ます。気になるレッカー代金は任意保険で支払われますが「一旦建て替えの44,000円」は緊急の依頼にもかかわらず良心的でした。
☆「見た感じのフォグライトが水浸し?だけ」ではありませんでした...
フェーズ1.
☆各所確認開始☆
水の侵入を確認すべく、ヘッドカバーを外す準備段階で既に予想をはるかに超える惨状が目の前に現れます。なんと「エアフィルターが水浸し」です。エンジン停止の要因は「マフラーから水が浸入した」のだとばかり考えていましたが、どうやら「フロントのエアフィルター/空気取り入れ部分から吸い込んだ」のが原因と判明しました。まさに「驚き、桃の木、山椒の木」(たいそう驚いた)ですがあまり言いませんよね。
実情は雨が上がって間もないにもかかわらず「下水臭」を含んだ水で気持ちが本当に悪くなり、衛生的にも不味い状態ですが、更に先に進みましょう!
※驚愕な水浸しのエアフィルターには言葉を失いました
☆スポンジ部分が下に配置されます
フェーズ2.
☆水はスロットルボディーから先へ流れる☆
スロットルボディーに大量の水しぶき、見たくてもなかなか見る事が出来ない様相で更にその先を覗いたら「インテークのパイプ内部は更に浸水」と救出は絶望的になりつつ更に手を進めます。
エンジンをかけたいがための作業、エンジンカバー兼用のインマニを外すため色々ボルト等を外しますが、夜も更けてきており、単純に外すことが出来ませんので先に「イグニッションコイル、プラグを外し、シリンダー内部を見る事にします。
※かなりな量の水を吸い込んだままエンジン停止
※コイルは赤さび? 挟角V6のイグニッションコイル/1
※ここは綺麗な状態 挟角V6のイグニッションコイル/2
☆衝撃の事実☆
向かって一番左のシリンダーの内部がライトの反射でキラキラしています。目を凝らしても同じでこれは「完全に水を吸い込みエンジン停止」を意味します。シリンジで水を排出、100㏄程度抜けましたが、エンジン回りの作業はここで一旦停止、その他冠水したヘッドライトカバー類等を外し水抜きを行いつつ、本日の作業は終了としますが、白々と夜が明けてきます。
フェーズ3
☆ウォーターハンマー現象の確認☆
結果:クランクシャフトが回転しません。
「完全なウォーターハンマー現象が原因のエンジンブロー」です。
※ライトの光が水面に反射?「ぎょっえ~」と思わず心の中で叫んでしまいました
※ここまで抜けるとは...もう虚無感でいっぱいです...
実車の状態を確認してその「ウォーターハンマー現象」の仕組みが理解できました...。気体は圧縮され体積が小さくなりますが、お水は高圧でも体積が減らずそのままの容量を維持します。
理屈としては、「混合気は圧縮され燃焼」するようにエンジンは造られていますから壊れませんが、シリンダーに入った水は圧縮されても体積が変わらずピストンが上死点まで動こうとしたとき動くスペースが水で満たされた瞬間、ピストンとクランクシャフトをつなぐ「コンロッド」がその圧力で曲がりエンジンが回転することが出来なくなります。コンロッドが曲がってしまったらもうエンジンはほぼ回転しませんし破損部位・その度合いが多岐にわたり元の状態への修理は困難を極め、更に冠水車なのでいたるところに後日ダメージが発生するケースも多いでしょう...。
※ヘッドライトも水滴いっぱい フォグは半分ほど浸水
ギアをニュートラルにしクランクシャフトを回転するかどうかの確認を先に行えばこの判断が先にできましたが、気持ちがそうさせませんでした。
「急激な水位上昇」や「車が進行すると進行方向の水位が上がり、結果エアクリーナーの高さを超えたこと」が今回の顛末です。車を押していた時は既に水位が「膝上」より水位が高く、流れ込む量も半端なく増えていた状況でした。
淡い期待が一気に最悪な「冠水車両の出来上がり」となりその代償は大きいです...。
以上で確認は終了、修理はありません...。
廃車の手配を行い「引取り待ち」です
おまけ
※新種登場?真っ赤なGo○○5 (隣に住まう元秋葉原のショップ店員さんの車両?)
Let's challenge !
See you Next !
作業は続く...














