積乱雲が発生する「久々の夏模様」のお天気ではありますが、少々湿気を感じる気温35℃を超える息苦しい昼下がり、「Vitaさんとお別れ」した後は「Audi A4 B8.5 Sline さん」の今だ解決できないセカンド・クーラントポンプのフォルトコード「P261A00」の対策を実施いたします。
※ポンプ内部がカルキ？で詰まっておりポンプが回転していません... クーラントが減って長期間お水だけ補給したエンジン内部の顛末例 さすがに凹みます...
※フォルトコードは消しても再度エンジンオンで即「EPCランプ」が点灯します
今回のお題、
「Audi A4 B8.5 Sline さんはヒータ周りが大騒ぎ！?その４」こと「 Audi A4 B8.5 Sline さん」の「消えないフォルトコードの対策」の忘備録です。
フェーズ１．
☆フォルトコード消しても改善しないのはなぜ？☆
別のルートで中古品のポンプを手配し「該当するであろうセカンド・クーラントポンプの交換実施」を行いVCDSにて「診断→フォルトコード消去→エラー再発生」と症状的にはもっと深いところまで思案する必要がありそうです。
☆現状復帰した内容☆
- 改善したのは「03220 - クライマトロニック用冷却水ストップバルブ（N422）009 - 断線またはアースへのショート」は部品交換後改善
- 給油口のソレノイド(モーター)不具合は現状「キーロックで締まる / キーオフで開錠」されるのでOKです！
変わらない状態というのはフォルトコードを消去した直後はEPCランプも消え改善？したかのような挙動なのですが、エンジンを一旦止めて再始動直後に必ず「スタート/ストップ機能故障・使用できません」とエラーメッセージが復活残念ながらこの段階では「手詰まり状態」です。
※「スタート/ストップ機能故障・使用できません」現状一度もアイドリングストップを体験していません
フェーズ２
☆手順の見直し＆対策の再模索☆
以下の内容を画策しました。
- 端子の断線、該当ヒューズのチェック
- ネットサーフィン中、「もう一つクーラントポンプが存在」するという内容を発見、今回の症状はもう片方のポンプから発せられているフォルトコードの可能性が高いので存在場所を含めて確認しましょう！
「電動クーラントポンプが2個」存在することは残念ながら日本の修理記事では見つけることができず、ポンプの位置、部品番号も不明、チャネルをグローバルワイドに広げ更に深堀すると何やら「オルタネーターの下」との情報がありましたが「百聞は一見に如かず」目視検査です！
フェーズ３．
☆端子のチェック実施☆
先に交換したポンプは正常動作しているようですが、念のためテスターで確認するもエンジンをかけなくとも「12.34V」なので問題ありません。ヒューズのチェックは「抜けにくい異常なヒューズ端子？」が見つかりましたが「白」と判断。
※該当のヒューズは運転席側のECUが格納されているボックス内
※配線の色をたどり車内のヒューズボックスの可能性があり確認結果、ちょっと焼けている？ような気配でしたが(ヒューズ切れなし)気のせい？でした...
フェーズ４．
☆アンダーカバー撤去で下から上からポンプの目視チェック☆
「オルタネーターの下」にはポンプは発見できず、上から目をこらして眺めると「初回に交換した機械式ウォーターポンプの横にしっかり鎮座しており、ポンプ形状含めトランスミッション上のポンプと同等の製品に見えます。先に端子を外し導通試験実施、しっかりと電源がきているようです！
※発見！
※端子も3本信号線付きです。
フェーズ５．
☆クーラントを抜き、ポンプ撤去実施☆
場所的にはオルタネーター脇のメインウォーターポンプのクイックコネクターの先にポンプが分岐して接続されていました。ホースコネクタにプライヤーがかからないので先にポンプの頭を外し挿入されているホース外しその後にブラケットを外す作戦と手順が滅茶滅ご容赦下さいませ！
※ポンプ上部はT10のトルクス4本で固定され、向きが変えられる仕様です
フェーズ６．
☆カルキ？が砕けインペラーが固着☆
流水を使用しながらフラッシングが必要です。フラッシング実施でもゴミを排除しなければポンプが再び詰まり症状再発ですが、ポンプはゴミ撤去で取り急ぎ動くため一旦ポンプを装着しフォルトコードの改善を見る事にいたしましょう！
※クーラント周りのクリーニングは少々手ごわい作業の予感... 06D 121 601
フェーズ７．
☆組み上げ＆撤収☆
本日は19時にて作業終了！新たに発注した激安新品ポンプを装着し評価も含め確認作業は後日実施といたしましょう！
※このポンプは別手配し先に取りつけた純正中古ポンプ、動作OK品です！
修理は続きます。
Let's challenge !
See you Next !
