2025年も半分が経過するなか、「関東も梅雨入り」とのニュースが飛び込み一気に夏前の「ジメジメ」が始まる予感です。天気予報も日替わりで変更になるも信頼性が本当に高く「雨が降るタイミングや時間」もリアルタイムでつかめるので本当にありがたい中、久々に早朝に作業を行うべく駐車場に向かう道中「ポツポツ」と雨が降り出しましたが、作業は2時間程度で終了、何とかもってくれたようです。
※メインボルトの摘出 この辺りは手慣れた作業です...
本日もちょっとだけ元気に行ってみましょう!
今回のお題、
「Opel Vita さん お初なデッドニング作業で気付いたドア振動はどうするの?」こと Opel Vitaさんの「お初なデットニング」を実施する前の各部点検中に感じた「アイドリング中の左前側ドアの振動」が「少々異常な感じ」がするため急遽、点検することにいたしました。
※ボルトを抜く前にパンダジャッキでエンジンが下がらないよう押さえます!
フェーズ1.
☆実症状と考察☆
デットニング作業に注力しなければ「ドアの振動の違和感」に気が付かなかったかもしれませんが、ドアが閉まっている時は振動を感じ取れず、たまたま「アイドリング時ドアを開けた状態で窓枠を触ったときにかなりの振動を感じた」ことや、最近特に「ミッションからの振動や音が以前よりも強くなった?」と感じており、「経年劣化の症状?」と「諦めムード」であった矢先、念のため確認した「右前ドアにはこの症状が無い」ことから、「原因はエンジンマウントの劣化では?」との判断を導き今回の対応となった次第です。
☆左側のエンジンマウント(ミッションマウント)の点検☆
右側とセンターについているエンジンマウントの状態は目視でもできるため特に大きな亀裂は無いとの判断でしたが、左側のエンジンマウントの存在が自意識に無く今回初めて外すことになったというのがお恥ずかしながらの「顛末」です。
※左側が上部になる位置ですが「空洞が正解?」かの判断ができません。
外し方は右側とそう大差がありませんが、エンジンマウントの構造や脱着手順が異なり取り外しは少々面倒な作業です。
最終的な取り外しには「クーラント/リザーバータンク」をずらさなければ上から引き抜きができないようです。ホースの交換も同時進行で行えばよいのですが、クーラントのパイプ交換にはクーラント液を抜き、念のためエア抜きも実施するため半日作業となるため今回はエンジンマウントを抜いて状態確認をいたします。
左:外した直後の違和感 右:綺麗に空洞を確認
左:マウント金属部分:9127486 右:ブッシュ型番:9191821
フェーズ2.
☆宅内で補修☆
※見た感じは液体ゴムを大量注入のように感じますが芯に「EPDM素材」のスポンジを入れております。ファーストインプレッション
ネットで確認した結果この部品は上部が「空洞の仕様」で大丈夫そうです。しかしながら、中心に配置されている金属のマウント部分の位置が下方向へ下がっているのは経年でゴムが圧縮されたことを意味しています。またゴムには亀裂があり前後方向への耐性も無いようで「振れ、揺れ」が発生していてもおかしくない状態と判断します。今回は応急処置で「EPDM(スポンジ)」をギュッと詰め「液体ゴム(Shoegoo/シューグー)」を塗布しました。大きく強度を上げず「そこそこ揺れる仕様」になればOKです。この部品は「エンジンの排気量/恐らくは重量」で部品番号が違うようでチョイスには注意が必要です。
※最終形態
※全体画像:1cm以上ゴムが圧縮されていますが、ここは修正ができませんでした...この円筒部分はボディーへ差し込まれるため外部からは見えません。4か所見える穴でボディへ固定される仕様です。またボルトは緩く締まっており緩み止めのシールテープ(白色)が巻かれておりました(珍しい仕様?)。
※拡大画像:隙間だった部分にEPDMスポンジが挿入されています。
最低でも12時間以上経過させる必要がありますので、固まったタイミングでエンジンマウントを戻し、状態のチェック(変化)後「不具合解消もしくは症状の低減」なら原因は「左側エンジンマウントの劣化が原因(だったら良いな~)」です。結果問わず補強も兼ね、他の2か所(センターマウント 右マウント)の確認を実施しましょう!
作業は続きます。
Let's challenge !
See you Next !










