梅雨に入り気温が低め?と思っていたら「急激な湿気上昇」で「不快指数」も上昇してます。同じ30℃でも湿度が高い「まとわりつくような暑さ」は湿度が高い故 風が通っても「気化熱が奪われず」体も冷えず結果「疲労」がたまっていきます。7月直前ではありますが、久々に寝苦しい夜になりそうな予感です。

 

※ヘッドライト バンパーを外さずラジエーターファンが外せました! 

 

本日もちょっとだけ元気に行ってみましょう!

 

今回のお題、

「Audi A4オールロードさんも暑さで不具合連発?はどうするの? 」ことクアトロさんのウォーターポンプ交換の作業が完了直前に急激な気温上昇で、欧州車には酷な「日本の夏」が「隠れていた不具合」を引き起こす要因となり、このタイミングで「ラジエーターファンが一発回らない」更にナビを含むMMIシステムが起動しない最悪なシナリオが発生、状況としては「万事休す」を覚悟する修理です。

 

フェーズ1.

ラジエーターファンが2個搭載されているうちの一発が回らない症状は2月の診断時に把握しており、これはクワトロさんのお利口な「仕様」と勝手な判断だったのですがお粗末な顛末ではありますがこれは「故障」ということがこのタイミングで把握した次第です。それはウォーターポンプ交換のエア抜き時でもファンが一発しか回転しないので少々首をかしげておりましたところ「エアコン動作ならば双方周るはずでは?」との更なる疑問もあり、ここ数日の気温が30℃越えで「エアコンのスイッチをON」、今までにない高温のエンジンルームであっても「ファンが回らない」のはさすがに異常だと判断、「ファンコントロールモジュールの不具合」も多いらしので動作チェックは「双方のコネクタに同じ電流が流れており「白」更に「電動ファンのチェック」をしたところ「該当のファンモーター」に導通が無く「死んでいる状態」でしたので早急に「ファン交換」が必要、調べたところファン単体の互換品は数万円、今回は中古のラジエーターファンを手配します。

 

※ラジエーターファンのコネクタ撤去 コネクタ撤去も手馴れてきました?

※ファンコントローラーのでかいコネクタ

※ファンコントローラー撤去 異常なし

※ファンコントローラー双方のチャンネルは正常に動作していました

 

フェーズ2.

到着までは時間があるため、先にラジエーターファンを外す作業を行うのですが、日本国内でDIYで交換を行う方が少なく情報が足りないためそこを「根性」で探りつつ独自の見識も合わせ、狭い空間からのラジエーターファンの摘出は無事?完了。しかしながらヘッドライトもバンパーも外さずにこの作業を行える情報はwebにはありませんでしたが結果OKです。しかしながら、ラジエーターを極力前に出す必要があるため 作業工数は増えるのの 個人的には「ラジエーターホース撤去・DSGのオイルクーラーのパイプ撤去」を実施しました。因みにウォーターポンプ交換後の「クーラント放出」はこの作業で2回目です。

 

調べていて感じているのは日本国内で「Audi」をDIY整備しながら乗る方がとても少ない印象でこれは「貧乏人の戯言」かもしれませんが、修理費用、部品代金どれをとっても法外な価格設定なのは「ブランド策略に嵌っている」気がしてなりません。怪しい作業かもしれませんが、部品の到着を待ちましょう!

 

※①ファンの大きさが左右違います。

※②ファンの大きさが左右違います。

※モジュールの型番:8K0 121 003M / Valeo 製

※交換するラジエーターファン

※型番は同じです

 

フェーズ3.

お詫び:作業画像が少ないことご容赦下さいませ。

翌々日、ファンが到着します。早速動検証で双方のファンが正常に動作するようなのでそのまま装着開始!重力に逆らわない分、抜くよりも入れる方が楽なのですが、スペース的にはギリギリもしくは足りない位で、ゴニョゴニョと「知恵の輪」のように元の鞘に納め装着完了です。※ご参考:ラジエーターファンの固定に「ボルト・ネジ」は一切使用していませんが取外し&装着には少々コツが必要だと思います。外した部品を元に戻し、作業が日をまたぐので念入りに作業漏れのチェックも行いましょう! 抜いたクーラントも入れ、再度エア抜き作業から始まりますが、エアコンスイッチONで元気よくファンが双方周りますからこれが正常です。冷え具合はというと気温30℃越えの状況のアイドリングでさえ「こんなに冷えるの?」と驚いたのですが、先日、先にエアコンガスクリーニングを実施した関係でがエアコンガス・オイルも規定量なので当然かもしれません。※規定量600gのところ回収されたガスは300gと半分抜けていたことになります。

 

※エアクリーナー撤去 これはタービンへのインテークホース

※ゴニョゴニョと装着完了!ほっと一息です

※裏から 紹介していませんが「ドライブベルト」は交換済みです

※ドライブベルト交換後のチェック

※オートテンショナーを直径5mm程度のピンで固定

※Meyle 製のベルト(亀裂等はありませんが元々のベルトは無印)

※アンダーカバー洗浄

※ラゲッジルームの地デジチューナー/Bcasカードリーダー ラジオ系システム撤去

 

フェーズ4.

☆MMIシステムが起動しない☆

イグニッションONでナビを含む「MMIシステム」が突然起動しない(表示されない/オープニング画面で落ちる)不具合が発生しました。詳しい仕組みは割愛いたしますが、ラジオ、地デジ等を含めたデータのやり取りを「光ファイバーケーブル」で行う「MOST通信」なのですが、「不具合が一か所でもあるとシステム自体が起動しない仕様」らしくECUのフォルトコードでは「通信が出来ません」との表示だけで「その箇所の限定出来ない」と少々厄介なシステムです。調べた内容は「修理金額が100万円オーバー」等、核心を突く情報はありませんでいたが、たまたま見つけた海外のサイトでは同症状についての詳しい対処方法までも紹介されていましたので、「検証部材」を手配し症状診断、通信していないのが「CDチェンジャー」ということがわかり、そのまま通信をスワップ(スルー)させると通常画面が表示されかつエラーが無い分高速に起動するようになりました。今回の部品代は「999円」なのですが「修理代100万円?」って本当におかしなお話です。

 

※オレンジ色が光ケーブル ナビ単独でしっかりMMIが起動しました

※驚いたのかいきなり夜のモード(笑)しかし嬉しい誤算

 

クーラント交換後のエア抜きに少々手間がかかるので今暫し状況をみながら、診断機で最終チェックを行いエラーが解消されればほぼ修理は完了です!ちょっとだけ達成感を感じる作業でありました。

 

Let's challenge !

See you Next !