台風1号発生後、既に温帯低気圧になったということで大きな被害もない模様は安堵しておる次第です。明日から6月、先に「梅雨」が到来するとの「条件反射的な思考」の「日本の四季」も温暖化の影響でメリハリが乏しく いきなり「夏」の傾向にありますが、気温の変化が大きく皆様も体調管理にご配慮下さいませ。

 

※ロッカーカバーオープン!内部は綺麗です

 

本日もちょっとだけ元気に行ってみましょう!
 

今回のお題、
「Opel Vita さんの各種メンテナンスはおお忙し! 」ことOpel Vita さんの「総合メンテナンス」の追加報告とし「その5-3」を記載いたします。尚、作業日が数日にわたっており、順不同でありますこと何卒ご容赦下さいませ。

 

今回もウォーターポンプ交換&タイミングベルト交換後の作業が完結せず、「5-3」となるのですが、これは「やらかした作業の後処理」というのが正しい表現で「見なかったふり」はいけませんし何の解決にもならないので真剣に取り組むことにいたしますので今しばらくお付き合いいただければ幸いです。

 

フェーズ1.

☆下回りからオイル漏れ発見☆

クランクシャフト&ドライブベルトカバーの下側から結構なオイル漏れがありました。箇所は修繕しないカムシャフトシールからのオイル漏れなのですが、オイルシールは随分交換しましたがどうしても止まりません。原因はやらかした「クランクシャフトの傷」なのですが、「ここまで漏れるものなのか」ということ、「傷つけてはいけない箇所の安易な作業」をあらためて認識いたしました。「本来ならカムシャフト交換」なのですが海外からの新品・中古の手配は可能であるものの、部品は円安もあり「5諭吉さんでも手が出ない高値」かつ国内手配が困難(無い)です。色々と調べた結果、今回はシャフトシールの傷を綺麗に改善するべく、減ったシャフトや傷がついたシャフトを「薄肉ステンレスカバーを装着し改善」させる方法で対応いたします。しかしながら、この作業の前例はOPEL車ではないようで試行錯誤の連続で完全作業にはなっておりませんことご容赦下さいませ。今回調達したのが「SKF社製」の「Speedi-Sleve」、装着は問題ありませんが その後トラブル発生です...。

 

※今回発見したオイル漏れ 短期間でここまで漏れたことはありません

※オイルフィルター周りはOK

※右側クランクシール(インマニ側)より漏れています

※漏れていない左側

※漏れたオイルシール箇所 

※念のためクランクシャフトの軸径の確認 35mm

※Speedi-Sleve 99139 (35mm用) 因みに @4,807円

※急遽 国産車用の同じ規格の「クランクシャフトシール」を手配 軸径35mm 外径48mm 幅7mm のメーカーのシャフトシールの発見には至らず、サイズで唯一合致したのがトヨタ 90311-35023 ヘリックス加工がされて(右回り)おり幅6.5mmです。因みにクランクシャフト用ですが素材的にも型式的にも問題ないと思います。 

 

フェーズ2.

☆カムシャフトへ「 Speedi-Sleve 」装着☆

この作業には「カムシャフト取外し」が必須なので少々漏れていた「ロッカーカバーシールも新しいものへ同時交換」いたしましょう。この「カムシャフト取外し作業」は最低4回は実施済み 外したカムシャフトはお持ち帰り、自宅で作業を実施いたしましょう。画像はありませんが、装着に不備はありませんが、ここで大きな装着仕様の理解が足らず、カムシャフトプーリー装着後「カムシャフトが回らない事象」には驚いてしまいました。少々瞑想後、原因について改めて「やらかし」に気が付き「無知さ・作業理解欠乏」に凹んだ次第です。最初にチャレンジした「カムシャフトシール交換」が根源ではありますが、「失敗は成功の母」になるのはまだ先かもしれません...気を取り直し「リカバリー」を模索しますが 一旦装着したスリーブは外すことが出来ません。また完全に破壊すると高額な「授業料」が確定するので更に瞑想、出た答えは「パイプカッターで切り取る」ということなのですが、「パイプカッター」の使用も初めてのため、作業はすべて手探り状態、「完璧には遠く及ばない作業」ですが今回はトライアル要素が強い作業ということで一旦終了といたします。

 

※シャフト先端にはプーリーが差し込まれる仕様ゆえ5mm以上は先端カットが必須 見えている先端部分は「テーパー部分」

 

※残念ながらシールが当たる部分に傷があります...

    

※スリーブがいびつに変形しました...

    

 

フェーズ3.

☆リベンジ作業 先端はカットして再装着☆

画像はありませんことご容赦下さいませ。いびつに圧縮されたスリーブ、シャフトベアリングにめり込んだであろうスリーブも人生初の「パイプカッター」でカットしましたが、「精度」が出ません。これ以上は試運転後でないと結果が出ませんので一旦組み上げ実施&各部のクリーニング実施 

 

※簡易装着テストは自宅で実施 改めてカムシャフトを装着しロッカーカバー装着、本来は揃えないといけないのですが、この車種インテーク側、エキゾースト側のシャフトが同じ型番/同形状で今回装着シャフトが左右入違ってしまいました。

※左拡大 こちらのシャフトがダダ洩れしていたシャフトです

※右拡大 こちらは漏れていなかったシャフトです。

 

フェーズ4.

☆試運転☆

今回は異音なくスムースにエンジンがかかりました。30分程度のチェック走行では特に不具合は無いようなのでしばし見守りましょう。

 

Let's challenge !

See you Next !