朝夕めっきり秋めいた「寒いくらいの気温」になりました。ここ10日程、PCや車にと作業に没頭しているため世間で何が起こっているかがわからないくらい集中して作業を行えたことが何よりだと感じております。この作業をすべて終え、その先に見えてくるものがひょっとしたら自分が失ったものであるような感覚が良いきっかけになってくれることを願う次第です...。

 

本日もちょっとだけ元気に行ってみましょう!

 

本日のお題、「エンジンがかからない 銀ヴィータ はバルブが曲がった顛末でした...」こと、銀色のオペル ヴィータさんを車検後に各種修理を行うその最初の「オルタネーター修理後」のテスト走行直後に発生した「エンジン停止事件」その後セルを回してもエンジンかからず、隣に住まう元秋葉原のショップ店員さんに救護要請150m程車両を人力で押して駐車場へ格納したのが初期経緯です。コンパクトカーと言え一人で車両を押すのは久々に息が上がりましたが、いきなり50m走と互角の体力を消耗するのはかなり危険だったかもしれません。

 

※外したバルブ群 左8本:アウト側 右8本:イン側

 

フェーズ1.

エンジンがかからない理由は「タイミングベルトのコマずれ」が原因で、それを引き起こしたのも「タイミングベルトテンショナーのボルトを規定トルクで絞めていなかったためベルトが緩んだ事」によるものなのですが「タイミングベルトのコマずれによるエンジンに与えるダメージの大きさ(致命傷)」についての認識がこの時に無く、あとで調べて改めて事の重大さに衝撃を受けてしまったのというのが今回の顛末です。その日はもう日が落ちてしまっていたので翌日、タイミングベルトのコマが規定位置でないことを確認、再度規定位置へ戻しエンジンをクランキングするも初爆無し、プラグもガソリンが被っている状態、「一抹の希望」むなしく時すでに遅し、俗に言う「エンジンブロー(エンジンが重大なダメージを負い、壊れた状態)」を自分の手で起こしてしまったことは本当に凹みました。※画像ありません。

既に「ルクラさん」を手放した後でしたので、「ソニカさん」に触手を伸ばしたのがこのタイミングでした。

 

フェーズ2.(40日経過)

今年の夏は本当に暑かった?「ソニカさん」の整備で本当に汗をかきました。

作業も一段落、約40日後にはなりましたが、原因について再検証、「タイミングベルトのコマずれ」によってカムシャフトの位置も狂い「エンジンの基本サイクル」がずれ、今回は「ピストンが上がった時にバルブが開く」という状況になり「ピストンが曲がる」という最悪の状況に発展するということがわかりました。その後正常の位置に戻したところで「バルブが開いたままの状態は圧縮もしない」ため「爆発しない」状況というのに極似な症状です。「バルブプレッシャーゲージ」を購入し試そうとも考えましたが(破格だったので先に購入しておりましたが未開封)面倒?なのでシリンダーヘッドを外し、ピストンの状況を確認し可能な場合は修理実施を行いましょう!

 

※インマニが外せない          ※インテークバルブ側除去  

 

フェーズ3.

作業開始といってもひたすらばらします。

タイミングベルトはもちろん、給排気管、左側エンジンマウント、各種配線、クーラント液まで抜く大掛かりな作業ですがここまでくるともう怖いものはありません。クーラント液は少々錆が混ざっている?ような感じですが、今回の作業で「ラジエーター交換」があり同時にリフレッシュができたら良いかなぁ...。11時から作業を開始し18時で作業は一旦終了、なかなか手ごわいです。

 

フェーズ4.

エキマニ(エキゾーストマニホールド)のボルトは簡単に外れたのですが、インマニ(インテークマニホールド)のボルトが外せませんのでしばし瞑想。予習をしてきましたが、このエンジン「 Z14XE 」用の動画、情報をアップしているwebサイトが見つかりません。似ているエンジン、「 Z14XEP 」「 Z16XE 」等もネットサーフィンしましたが本当に見つからず、古くて作業する人がいない?のでしょうか...。観察すると「エアインテークバルブ」側が外せるようなので、ボルトを外しますが簡単には外れません。ドライバー等を差し込める切れ込みがあったので「ごりッ」と外し、燃料インジェクターもゴニョゴニョ外し、更にはECU、EGRバルブ等々もきれいさっぱり取外しおおよそ準備完了です。※再度組付けられるの?

 

※ケーブル関係撤去           ※その後ECU側も撤去

 

フェーズ5.

いよいよ本番、シリンダーヘッドの長いボルトを外します。

これは強烈なトルクで締っており、60cmのロングスピンナーでも、なめてかかったら回りません。(10本)ここでまた問題発生?一生懸命持ち上げるのですが、左右上下共に剥がれる気配がありませんので外れていない箇所が無いか色々チェックしながら格闘すること1時間、結果「手前に引っ張ろう」ということで「ファイト~一発」とばかりに「吊り上げ下げ用のフック」辺りを気合で引っ張った瞬間「バキッ」とその「シリンダブロック」が見事?エンジン下部分と分離いたしました(祝)。小さいエンジンではありますが、シリンダブロックは重たいです(20kg以上はありそう)。そのまま持ち上げとりあえず下へ置きました。

 

※分離完了

 

※予想外の曲がり具合...

 

フェーズ6.

気になるのはバルブの具合です。

案の定、16本中14本は隙間が空いている様子、これではエンジンは永遠に始動できません...。ピンストンの詳細な状況は確認できませんが、強烈な打痕は見受けられませんのでこれは後日チェックすることとします。何とかここまでで日が暮れる前に終了したので、一旦終了し後片付けをし、シリンダヘッドの検証のため自宅へ運び、インマニのブラケット?を外したところ固着し容易に外れません。コンコン叩いて外しましたが、紙製?のガスケットも固着、剥がすのに数時間かけ終了、「バルブスプリングコンプレッサー」(バルブを外す特殊工具)の到着を待つことにしましょう!※こんな特殊な工具が2千円もしないで手に入ることに感謝です。

 

※インマニのシリンダヘッド側      ※クランクシャフトのボルトにマーク

 

※タペット        ※クランクシャフト撤去  ※バルブ側(裏)

※最上部のクランクケースはとても綺麗な状態です。  

                   

フェーズ7.

翌日昼前に「バルブスプリングコンプレッサー」が到着、作業開始!

先にタペットを順番に外し、場所がわかるようにナンバリングをマジックで行いました。始めの3本位は勝手がわからず試行錯誤、状況が理解できた8本目以降はスムースに作業ができるようになりましたが、この作業は体力・根気が必要な作業であると個人的に感じます。イメージは「バルブを引っ張るためのバネ」と「バネを押さえるお皿」を外すため「バネを縮めそれらを止めている駒(コッタ)を磁石でとる」作業です。2時間程の作業でバルブの摘出完了、ざっとみて生きていたのは、イン側2本、アウト側2本、それ以外は曲がっており、すべてのシリンダーで圧縮が不能である状況が確認できました。生きていたバルブを使用して各ポートへの装着具合を確認したところ、バルブのガイドピンに曲がりは無いようで、暗がりでの投光テストでの「バルブ装着箇所からの光漏れ」は発生していなかったのは不幸中の幸いかもしれません。

 

※千里の道も一歩から?最初の一本目   ※スプリング、コッタ他

 


※全摘出後                 ※バルブスプリングコンプレッサー

 

各部分のクリーニングを行いながら、手配済みの「バルブ・各ガスケット類」の到着を待ちましょう! (部品代送料合計144£/ From UK)

 

無理せずボチボチの作業なので

まだまだ続きます!

 

Let's challenge !

See you Next !