新年あけましておめでとうございます!

一昨日、隣に住まう、今年で3〇歳の家人なのですが仕事中に下半身右側が突如痺れたらしく、大事をとって脳梗塞の検査をいたしました。幸い異常なしということで安堵したとはいえ、少々血圧が高いこともあり今後の食生活も含め心身共に「健康第一」で暮らしていきたいものですね。

 

2022年元日

元気に行ってみましょう!

 

今回のお題こと、

「AMD Ryzen7 1700X さんの CPU ピン折れ?はどうなったの?」こと

AMD Ryzen7 1700X さんは、初代Ryzen7 8コア/16スレッド コスパ、性能を含め

とても優秀なCPUです。自分のメインマシンは同世代の Ryzen 5 1400 のエントリークラスとは言え4コア8スレッドは普段使いでのストレスは皆無、TDP65Wで大変優秀だと思います。しかし、起動不全で入手したこのCPU、なんと「CPUピン折れ多数、更にピン欠損」と最悪な状態です。

 

※練習を兼ねた実際のCPUの状況確認中

  CPUピンはドナーのモバイル用AMD CPUより拝借 (取り外しは意外と簡単)

 

フェーズ1.

この Ryzen7 1700X さんのCPUソケットはとても息の長い「AM4」という規格でCPUに生け花の剣山のようにピンが1,000本以上生えており、取付時は挿入する向きに気を付け優しくそっと装着する必要がありますが、ここでトラブルが発生すると簡単にピン折れしてしまいます。

※intel CPUは既にこのピンタイプをやめLGAソケットを採用しています。

推測ですが、1番ピン?(△マーク)の位置を誤り入らないので押し込んだ印象、

そのままCPUファンを取付、電源を入れたら起動しなくなった筋書かもしれません。

作業はシンプルで、折れたピンをこれまた「優しく」元に戻しつつ、配列も縦横揃えます。

 

※取り外したCPUピン(拡大)

 

フェーズ2.

数本ならば自分でもやらかした記憶があり、比較的容易に修復可能ですが

今回は10本程度曲がっていたので揃えるのが大変?そうですが、カッターナイフを

使うと綺麗にそろえることが可能です。(皆さん苦労されているようです…)

しかし、よく観察すると、1本欠損していることがわかりました。

これは起動しても不安定だったり、どんな症状が出るのか予想がつきませんから

通常この段階で「使用不可」として商品価値が無くなります。自分も沢山の輩を弄っていますが「ピンの欠損」は初めてです。

 

※ドナー用のCPUピンが0.5mm程度長い…

 

フェーズ3.

修正がおおよそ完了、若干引っ掛かりはありますが挿入可能になりましたので

欠損したCPUピンの接続情報を確認、必要でないピン(NC/回路に接続されていない)であればラッキーなのですが、そこはしっかりと「VSS」との記載があり「電源供給ピン」であるようです。

 

この「VSS」ピンは数十か所存在しているため動作不安定等の障害はあるかもしれませんが恐らくは1本欠損していても起動する見込みが高いと判断しますので、一旦マザーボードへ装着し、状態の把握をしてみましょう!

結果は「BIOS起動OK」、暫くそのままWindowsを立ち上げての検証も2Dアンドロイドエミュレーター程度の高負荷をかけない状態では大きなトラブルは発生しませんでした。


※大方修正後のCPU 

  わかりにくいですが最前列/一番左側のピンが1本ありません。

 

フェーズ4.

このCPUピンのリペアサービス業者が存在していること、更に詰めるとCPUピンが

ハンダで固定されており、交換が可能であることには驚きよりも感動の方が大きかったです。暫くこのまま運用でも良かったのですが、かなり精密な作業であることも理解しつつここは「実践」あるのみ!結果は自己採点80点?の成功ということにしておきましょう!

 

※ハンダ付け成功 長いピンはニッパーでカット

 

※試行錯誤のピンセット治具?

 

年末はバタバタした関係でこの記事も年をまたいでの投稿になりましたが、

PCを含め、在庫が増えましたので、そろそろ大放出しようとも考えておりますのでもしご興味がありましたら際は、お付き合い賜れば幸いです!

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

Let's challenge !

See you Next !