被災されました皆様方へは、心よりお見舞い申し上げます。
日の暮れが随分と早くなり、
「秋のつるべ落とし」とはまさにこのことであります。
故人の感性は本当に見習うところが沢山ありますね!
本日も元気に行ってみようと思います。
今回のお題、「3年越しの恋?は実るのでしょうか? Dynabook SS L16L/4 さん(続編)」こと
Dynabook SS L16L/4 さんは購入時から画面表示に難ありというマシンのまんまです。
(ほぼ3年経過…。)
過去の記事はこちらです。
このマシンは、購入当時に「熱暴走」と考えましたが検証結果後 「修復不可」、後日同機体、
同症状のジャンクメインボードを購入し、あれこれ試しました状態は改善せずと、そのまま封印?
されていたマシン、たった3年前ですがオンボードの高機能グラフィック搭載のノートマシンは滅多に
ジャンクではお目にかかれないのも事実(ハードウエアの進歩は凄いスピードです。)かつ、
この SS L16/4 さんは発売当時(2004年)では最先端の機構満載で、SATA/HDD、DDR2メモリ、
オンボード高機能グラフィック(当時)、HDDプロテクション(3Dセンサ搭載)、TPMチップ搭載等と
触るものすべてが「お初」のマシン・・・、さらにCPUはPenM1.6Ghz/キャッシュメモリ2MB搭載は
スペックだけなら、心踊る「超スペシャルマシン」であったことを思い出します。(当時の価格は25万円以上)
それが今頃なぜ?
と質問をいただきそうなのですが、「最近のマイブーム」なる「BGAのリフロー」に関係しています。
ネットサーフィンしながら、時折「 You Tube 」も拝見し、
世界中の人々が多数チャレンジされている「様子」は本当に有難いです。
恩返しになるかどうかは別として、機会があれば「アップ」してみたいと思うくらいに、これは「楽しい作業」です。
そして、3年前では成し得なかった「原因探求」~「修理」を実践する時がまいりました!
肝心な本題ですが、
このSS L16/4 さんは nVIDIA 製のグラフィックを搭載しており、
お決まりの不具合がある(らしい?控え目)ことは聞いていましたが敷居が高そうであったので
少々よそ見をしていたのですが、やはり気になる内容、ボチボチ取り組み始めたというところです。
不具合内容というと、俗に言う「 はんだ割れ 」という症状でグラフィックチップの接合部分のはんだが、
上手く溶着出来ていなかったり、チップ自体の異常発熱で徐々に剥がれた等の原因のようです。
しかしながら、確認するためには、「X線での撮影」が必要なのでその確認作業は個人レベルでは不可能、
そして解決策は、「BGAリワーク(チップの張替え)」でありますが、専用の設備が必要なのでこちらも個人で
出来るレベルではありません。そこで先人が手にしたものが「ヒートガン」・・・。
また基板をオーブンでこんがり焼いてしまったり、さらには家庭用アイロンなど様々な手法が存在しています。
それゆえこの「 ヒートガン 」による「 焙り ( 炙り / あぶり )作業 」、いわゆる「 BGAリフロー 」は
「野蛮な作業?」、「邪道?」、「ありえないは!」「胡散(うさん)臭い」 など、表現の是非は皆さんのご判断に
お任せいたしますが(本人は「おお真面目?」)「未知なる可能性?」を秘めているのも事実でありまります。

本作業
今回の作業は画像のとおり、メインボードをアルミホイルで覆い、
炙るポイント(グラフィックボード)をくり抜き、ヒートガンで所定の温度と時間(独自の指標)で「炙る」訳です。
今回は200度程度、「グラフィックチップのダイ部分」に置いた糸はんだがボール状になってから10秒程
を目安に行ってみました。(この糸はんだは融点が189℃~203℃と記載してあります。)
正直、この作業は試行錯誤の連続、そして「完治」にはなかなか至らない作業みたいですから、
そこを長く使用出来るようにしたい・・・。(場合によっては1年以上OKの場合もあるようです。)
実作業は数分で完了です。
ファーストインプレッション(作業後)
一旦仮組みでいざ勝負?
電源は入っているけれど画面に変化なし、おやメモリ装着していないし・・・。
あれれ、装着しても画面表示なし? CPU、GPU、チップセットもあったかいから通電はOKなのだが・・・。
メモリを交換してもう一度(この機体、メモリの相性問題が結構ありました。)、だめか?
それもう一度!これでどうだ!
「お・か・え・り」
懐かしい「TOSHIBA」の白いロゴです。
ここまでは前回とほぼ同じ状態、振出です。
入手した当時、「Bios表示」がまったく正常表示されず、また時折、ブルーライン発生、
OSインストール後、互換表示中はOKなのですが、グラフィックドライバをインストールした
瞬間ブルーバック、2cm程のブルーバー発生と、何回やっても変化なし・・・
気が付けば「3年」もお蔵入りでした・・・。
セカンドインプレッション
ロゴが立ち上がり、直後の画面表示には、
ATA#0 ERROR
ATA#1 ERROR
と連続して表示されますので正常表示、あたりまえといえあたりまえです。
しかし当時、このマシンはこの黒塗りの白抜き文字がまともに表示されませんでしたので、
大きな進歩、「偉大なる一歩?」とは大げさですが、個人的には「大はしゃぎ」な瞬間です。
一旦再起動、Bios画面もきっちり表示されるようになり、起動から10分程の出来事とはいえ、
修復されたと判断しても良いかも?

サードインプレッション
いよいよOSインストールでの検証ではありますが、問題発生です。
このマシン用の光学ドライブを先日別のマシン用に加工し使用出来なくなり、
悪いことに、通常サイズのスリムドライブではない、「ウルトラスリム」の極薄タイプ(9.5㎜)なため
手持ちもなく、現段階では光学ドライブからの通常インストールは出来ません。
またUSBタイプの光学ドライブからのブートは不可とセキュリティも高いマシンです…。
久しぶりに、HDDからのOSインストールを実施しましょう!
HDDの下準備もOK、FDDから起動、インストールドライブにコピーした¥i386\→¥winnt.exe\から
インストールが始まります。(¥Smartdrv¥をインストール前に実施するのもポイントです!)
さらに問題発生です。
この機種はインストール時、別途F6よりAHCIドライバをインストールする必要があります。
しかし、このドライバが見つからない・・・。
インストール途中で「ブルースクリーン」の連続で、
あれこれ試しますが、見つかるものは、すべてアップデートされ上手く認識してくれません
ICH6専用のファイルが欲しい・・・。
結果、ドライバファイル内部のOEMファイルの不要な記述部分を削除しファイルに少々加工し
無事インストールが開始されました!
この間、6時間の長丁場、マシンはかなり発熱していますが、(DOSモードはファン全開!)
問題ないようで、インストール自体は30分程度で完了です!
フォースインプレッション
いよいよ、グラフィックドライバーをインストールするところまでやってまいりました!
今回は、TOSHIBA CA(カナダ) から、本機用のドライバ「 Gforce Go 6200TE 」を使用します。
結果、大成功 きっちりドライバーもあたり不具合ありません!
さらに、ドライバー関係をたっぷりインストール、実に良いマシンです。
現在修理開始から足かけ24時間通し運転中、
筐体の温度管理もソフト側で制御され快調に動作中、動画再生も問題なし、前回は正常動作時でも10分で
マシンが固まり、再起動後は振出と、正常動作になることなど想像も出来ませんでした・・・。
このまま、しばらく様子を見たい思います。
3年越しの恋?、感動でいっぱいです・・・。
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