

人間のお母さんの横が 1番のシロタン。今日も顔を拭かせ 喉をあげて 催促の連発。
おりおり
二輪草の小さなギザ葉芽吹きたり小豆色したガラスのような
一度きり咲し山芍薬この春も小さく芽吹くもう五年
跡形もなくして消えし雪の後無尽蔵の草ぐさ日毎萌えたつ
友だちにもらったチューリップ。まだ色は出ない。きっとオールレッド。ああ どうしよう。
畑の土手に出ていたと家族が摘んできた。半分天ぷら、半分蕗味噌。たくさんあるから 蕗味噌は小分けして冷凍にする。
2020年4/3だって
お腹冷やさないように 手拭いかけた人がいるね。あの人だ!^_^
2001-2002 たんぽぽんの綿毛
「せんせいおめ れ とうございます」一年生の笑顔賀状に浮かぶ
二千年の世に夢託し万博に母書く賀状十六年経て
(孫に)
おしなべて浄化さるごとく飯山の連山白く雪に鎮まる
80を越えたる夫婦の四万十川辺自給自足の生活温かし(テレビで)
百までの数を習いし一年生時間は易し分に戸惑う
踊り子草の微かな甘み吸いながら「砂糖一粒」と児ら言いており
「ヨモギって可愛い名前」と書き記す畦道に座り児らのノートに
母ありて嬉しき今日はタンポポの綿毛の浮かぶ露天風呂に入る
ジャガイモの花摘む我の後先に紋白蝶も花から花へ
五線譜にチラチラ音符記すごと蝶飛びかえり真昼の花畑
畑中を流れゆきたる清川の川筋沿って蛍飛び交う
日陰なる駐在所前の標識に蝉なき雀来て止まる
つづく