うすく濃き野辺のみどりの若草にあとまで見ゆる雪のむら消え
                             宮内郷


ちょうど こんな景色になって来た豪雪地の飯山です。
王朝百首口ずさみながら 百首覚えられ口ずさめるようになったら 素敵と思うのですが
なかなか・・・・・
それでも、もしかしたら 本当に幾つかは 覚えられるかもしれません。 

浅みどり花もひとつに霞みつつおぼろに見ゆる春の夜の月
              菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)


「浅みどり花もひとつに」とは 薄青の空も仄白い桜も一緒に と
春の夜の月をたたえている。一ヶ月位たったらこんな思いで 月を眺めてみたいです。


本題
散歩に出かけてきました。オオイヌノフグリが 道々に咲いていて
大変綺麗した。



雪のあと微かに残る野辺の道オオイヌノフグリ花びらかかげて

星のひとみ水ある如く連なりて散歩の野の道春の星宿

わらびの枯れ枝伏せる斜面(なだり)に春の勢いふきのとう群れて


オオイヌノフグリを ネットで調べたら

瑠璃草 天人唐草、星の瞳という。
葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて 保温するらしい。
この素敵な花色は コバルトブルーとのことでした。
当地方 今日はとてもいい天気でしたので 散歩道、雪がいち早く消えた場所 ずっと一斉に花を掲げて 大変見事でした。午後にはもう一度行って 写真に撮りたいものです。


おまけ