今朝の我家の裏側の写真です。豪雪地なのに この位の雪でおさまっています。
どうしたんでしょう。まだ屋根の雪もあの程度で 雪下ろしの必要がありません。
さてさて 昨年の今頃の写真です。
この位は 例年は降ります。
茶の道に四十年の姉様の棗(なつめ)に茶入れどちらも花の絵
絵本の挿絵(さしえ)のごときと眺めたり四方の山々うっすら冠雪
灰色の重たき雪の崩れ落ちて彩り失せた雪国が見える
待っていた訳ではないが雪降れば越冬という暮しが始まる
ギシギシと鈍き音立て屋根の雪ずり落ち始まる暁のころ
ちょっと雪国脱出して・・・
八重洲口午後四時の雨を浴びて立つ高層ビルの明かりきらめく
田舎の綺麗な雨とは違うらし娘(こ)の差しかける赤きコウモリ傘
またひとつ格上げされたと婆笑まう蝋月(るげつ)末日好々爺逝く
越冬の野菜で賄(あがな)う日々の食大根白菜姿を変えて
押し葉の如く潰れし白菜を雪下より掘る大寒の晴れ間
雪降ればただ雪を掻き晴れたれば雪片づける他なき暮らし
雪分けて豪雪の朝定期バス走りてゆけり涙ぐましも
師のご縁結びて植樹の「銀座の柳」人形館の風情を醸(かも)す
昭和の時代に忘れて来た物を醸して笑まう粘土の人形
ひとり来て一体一体真向かいぬ粘土の人形その日を映す
人形館の玄関出でて雪の降る町に伴う人形の笑み
今年は新幹線で賑わっている。我家へのお客様も 長野駅での待ち合わせがなくなり 1時間は確実に早くなったと喜んでいる。