わずかな雪にマヒする大都会スコップ一つなき人ら住む
大雪が降れど何とは無し空気の如感性の一つ凍らせて住む
大雪の最終ゾーンと構えども立春という名に期待を賭ける
三尺余北側の屋根に積もる雪峰より夕日深く入り来る
雪道を登りてゆけば雪間より小川のせせらぎ静かに聞こゆ
長靴に着物姿で初釜に出かけることも普通となりたり
初釜の席に掲げし家元の「一無位真人」静かに額づく
お互いに防寒着厚く身を包む「誰だい」から話始まる
ローソクのあかり吹きたる義弟の還暦の顔幼なに戻る
新聞のカサカサって音大好き ビニールに首を突っ込んでカサカサ音がするのも
なんってったって 膝の上最高! 撫でてもらうの最高 至福の時
久しぶりに ご近所の 転勤族の奥様と顔を合わせたら 何時もは元気な人なのに 痩せていたので 「あれぇ どうしたの?」と聞くと 昨年は父が亡くなって それに 高崎が実家なんだけど 70センチ位の大雪で・・・・・・・。
我家の裏の住人が 昔は良かったんですよというので聞くと、「昔は 雪が降っても 踏むだけで道を付けたので楽だった。車がなかったので 屋根の雪も下ろすだけで 下は片付けなくも良かったから。」とのこと。人間が通るだけ道を開けて 後は春になって溶けるのを待っていたということです。
車という便利な物を手に入れて 随分と仕事が増えたわけです。それでも 田舎は雪をどける場所があるだけ便利。晴れの日が続いて たっぷり雪が溶けてくれると 助かりますね。