「赤い鳥」第童謡 第壱集 古事記 上 下
てっきり かなりやは文部省唱歌だと こんな 硬い本を大正7、8年頃の少年少女にと
思っていたが・…… 考えたと思うと 時代が見える
結婚して まだ二人で 働いていた頃は お金もあったので 夫は好きな本を箱で(シリーズ物)買っていた。子どもに読ませたい本とか 子どもが読むだろうからとか 何だかんだと本を注文して集めた。成長に合わせて買った本も多い。移動図書や図書館の近くに住むようになってからは 家中で登録して 一人三冊全員分を借りてきて 本を読んだ。
買い込んだ本の中で ケースに今だ入っていた本が この昭和44年に復刻された赤い鳥の本のシリーズ。
炬燵にあたりながら 開いてみたら 楽しい。そして 鈴木三重吉の熱い思いが伝わってくる。
少年少女に読んで欲しいと 発行した本なので 漢字には全て ひらがながふってある。読んでみると 言葉の調子がよく 読み聞かせすると上品な日常語が滑らかで 心地良い。なかなかすらりと私など使えない言葉が出てくるので 楽しい。今日は 古事記をゆっくり読んでみようと思う。