今日は 道祖神の火つけの儀式を紹介します。
我が地域でしたら小学生の子どもたちが 道祖神の祠から 5,6本の松明で運んで来る火です。
野沢の祭りでは
野沢組惣代の火つけ 午後8:30~8:35
初燈篭の火付け 午後8:30~8:35
子ども火つけ 午後8:35~8:50
大人火つけ 午後8:50~
終了 午後10:00 火付けが終了と言う事は これから 燃やすということなんですよ
道祖神の祠がある一番上に陣取っていた42歳の牡丹会の方々が 後ろに 掛けてあった梯子を使って 次々と降ります。
実際は 厄年の25歳の方々の予測できない抵抗にあい かなり遅れました
道祖神炎上
暗闇に歓声が挙がるので 背伸びをしてみると 斜面の上の方から 真っ赤な松明が見えるといった演出でした。怒涛のごとく 大きな火が 押し寄せ 人息と火を避けようとする動きの中で 揉まれて揉まれて 私の足は どこなのかといった感じで ぎっしり詰めになった人間が 道祖神の周りで きっと ゆらゆらとうねっていたと思います。
これで 火がつくよねと思って見ると つかない。今度は付くよねと思っても付かない!
気を揉む 気を揉まされる。花火の8時からから 10:40まで 帰ろうかなどと思わず ずっと集中して見てしまうと言うのは この祭りの伝統に引き継がれた厳かな儀式だからでしょうか。重要無形民俗文化財に指定されている重みを 野沢温泉村はしっかり受け止めて 行われているからと思います。