ハクサンコザクラのブログ

火元が出発したる合図らし冬の大ぞら花火飛び交う


小雪舞う夜ぞら時の間彩りぬ花火と共に雪も光りて


「花火」というより「煙火」が似合いたり冬の花火の慎ましき音



 道祖神祭り会場入り口の階段を登ろうとした時 花火が上がりました。雪深い温泉街の夜道を すべらないようにと 足元ばかり気を取られて歩いているときの 突然のプレゼントの如き花火です。思わず足を止めて 見上げました。野沢温泉村のチラシによる「煙火」です。

 

 向学心に燃えている私のこと全20巻もある「日本国語大辞典」で「煙火」を調べてみました。

 1.けむりと火 2.飯を炊くけむり 3.のろし 烽火 4.花火

なるほど、野沢温泉村は きっと3と4の意味合いがあるのだろう。夏の花火は お腹の中まで響く勢いがありますが 豪雪地のこの温泉街 大変綺麗な花火でしたが 音は かなり雪野に吸収された感がしました。



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道祖神太鼓です。私が見えたのは 大太鼓とポニーテールの女性の一部だけです。

というのは 写真では分かりにくいですが 此処を陣取っているのは 英語圏の外国の方々が殆ど 小さい日本人は 背伸びをしたり隙間からのぞくといった所でしょうか。


外国の人ら陣取る一角に紛れ込んだり道祖神祭り


日本酒の強さ知らずに飲んだらし振る舞い酒に崩れる人ら


一升瓶紐で吊るして肩にかけ誰彼となく酒を振る舞う


日本人と外国人の割合は この場所では1対9といっても過言ではない感じでした。

隙間を分けて もまれながら 前にもいけますが・・・・・・姪っ子たちはしましたが 


手を伸ばして カメラを掲げ カメラが見た道祖神太鼓です。

よく撮れました。雪舞う会場でしたが 白装束の上半身 裸の男性が 大太鼓を打ち鳴らしています。

相方もリズムを刻み 太鼓に真向かった女性たちも太鼓を打っています。 


振る舞い酒を 飲んだ外国の女性が フラフラになっているのが気の毒でしたが 太鼓のリズムに 合わせて

飛び上がる集団が あちらこちらにあり祭りの始まりが 厳かに波立ち始めた感じです。



今夜の一番のご褒美は 雪が降っていることでしょうか。

こんな奥の深い演出は やっぱり 道祖神の贈り物に違いありません。