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カトリックの総本山でローマに中にある世界最小の国家バチカン市国の美術館を見てきました。この高い塀の中で 左側が 美術館の入り口です。下のラインは バチカン博物館を団体で 見学したあとサンピエトロ広場を出てきたところの 国境線です。石畳に敷かれています。

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                            「ラーコーン」軒下のようなところに置いてあり 近づいて見れます

                            なんと こんな作品が 気楽に見れるのです。 

塀の外は 入場者で大変な混雑でしたが 博物館の中庭は広いので 混雑はありません。しかし いったん建物の中に入ると 学生の頃美術の教科書や歴史の本に出てきた彫刻や名画ばかり。そして 物凄い混雑でした。シルバーウイークに出かけたのですが 添乗員の方が ヨーロッパにもシルバーウイークがあるわけ無いのに 凄い込みようねと話していました。9月上旬は 暑くて暑くて 見学していても 早く ホテルに帰りましょうと言う人が居たくらいの暑さだったとの事でした。

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ラファエロの間にある                 「アテネの学堂」

「聖体の議論」 


この時代には まだ 絵画にサインを残す習慣がなく その代わりに 自らの姿を書き込んで印を残していると

ガイドの方が言っておりました。

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ミケランジェロが 神様からの贈り物だと絶賛し    サンピエトロ大聖堂のミケランジェロ25歳のときの

多大な影響を 受けたと言う               ピエタ像  フラッシュはダメと言うことで 私のカメラでは              

「ベルヴェデーレのトルソ」                これで 精一杯。でも なぞめいていていい。みんなカメラ 

                                を持っていったので よく撮れているカメラも合ったが・・・・・

                                これで 満足。
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イタリアの旅では それぞれの場所に試験を受けた日本語が話せるガイドが居て 専門的に話をしてくれた。バチカン美術館も 効率よく 名画を紹介してくれ 満足できた。事前に「木村泰司の名画の言い分」を読んでいたので そこに出てくる名画の多くが バチカン美術館にあり 楽しめた。


名画の言い分 抜粋

 「美術は見るものではなく、読むものです。」・・・・・

そもそも 画家が自由に自分の好きな絵を描くようになったのは 18世紀以降のこと。それ以前の作品は 古代ギリシャに遡るまで ある一定のメッセージを伝えるものでした。そこに明確な意図が内在しているのです。西洋美術史とは それらのメッセージや意図を正確に読み解いた上で その作品の持つ世界を 十分に味わうことに他なりません・・・・と


面白い本なので 旅の前に読んでおくと 楽しみが増えます。絵画の中にメッセージを探すのがたのしかったですよ。


さて、システィーナ礼拝堂です。ミケランゼロの天井画と壁画の「天地創造」「最後の審判」です。想像を超える広さの礼拝堂の天井と壁にミケランゼロが 描いたものです。詳しい解説は ネットで見ることが出来るので 省いて・・・・・・

世界の人々が 礼拝堂を埋め尽くして見上げていました。勿論私も。彫刻家であるミケランゼロに時の権力者が描かせた理由は 歴然。画家ではなくも 描かせたくなる素質が 光輝いていたのでしょう。画材の選択がうまく行ってないので汚れ その補修に日本の和紙が 解決してくれたと説明がありました。そして 修復をしてない部分を 僅かに残してありましたが 美しい空にキリストが浮かんでいました。感嘆するほか無い美しさで 満員の人々が立ちすくんでいました。周りに座る椅子があるので みなさんじっくり見上げていました。

 今回の旅の やはり 一番良かった場所です。写真撮影は禁止でしたので 写真はありません。


込んでいなければ 翌日は ローマ一日自由の日だったので もう一度見学だったのですが 大変な込みように

予約をキャンセルしました。でも 一日本当にゆっくりいれば 開く時間帯もあるかもしれません。