甥っ子が来た。お嫁さんと小学一年生を筆頭に女の子三人を連れて
「長野のおじちゃん家(我が家)に 行くぞう。」と来た。

リホームしたので彼の記憶するところと 多少のずれがあるらしいが

嫁さんに 小さいころの思い出を 家の中を案内するたびに
確かめながら 語っていた。

嫁さんは 横須賀生まれ ご両親は九州大分から。

何はともあれ 飯山の彼の思い出の味というと笹寿司

ハクサンコザクラのブログ-笹寿司

寝床の中で 笹寿司の段取りをして

夜が明けたら まず 笹を採ってくる

独り5枚として 必要な数の葉っぱを洗って
余分に採ってきた笹は 洗わないでそのままビニールに包んで
冷凍 いつでも 解凍すると使える  

丁度いい大きさに切って頭と 尻尾をカットして 

ゼンマイを煮る(味付けは 味噌漬けを細かく刻んで その味に砂糖を入れて)
卵焼きを作って 千切り

酢飯を作って 笹に乗せ 半分にゼンマイ もう半分に卵焼き

紅しょうがをトップに乗せて

ゼンマイと卵焼きの間に胡桃をのせて


     ちょっと 皿くらい重さの押しをして
     出来上がり


ハクサンコザクラのブログ-kigiku

何でも珍しい 都会の子どもたち
トマトとっていい?
ナスとっていい?

ええ!あの草が ご飯なの?
団栗はどこ?  栗はどこにあるの?


いちいち反応していると 一日振り回されている
こどものこのエネルギー
すごい。

明日は お茶でも点てて 座らせてみよう。

かわいい かわいい お客様です。


甥っ子もやっと 子どもたちが大きくなって
遊びに来てくれました。

墓参りと祖母に会って 「ばあちゃん 元気でよかった。」

明日は おじちゃんと 新潟の海に魚釣りに行くようです


あ 忘れてた。上杉謙信が武田信玄と戦っていたとき

富倉峠の人たちが 上杉謙信にこの笹寿司を出したそうです。

だから 謙信寿司とも富倉寿司ともいうのだそうです。

笹を使うので 笹寿司ともいいます。この笹に六月は餅をついて
笹で餅をはさみます。 初めて食べたときは ええー何も付けないの
なにも入れないのと思いました。

仄かな笹の香を楽しむのです。
奥が 深いですね。