看護ステーっションの方が帰りがけに 「おばあちゃん夏を乗り切りましたね」と にっこり。外に出ると 大好きな薄紅のムクゲが 雨にぬれて 清々しく咲いている。

たくさんの花を咲かせたね。夏中元気をもらいました。
この暑さに毎日花を咲かせて 夏を乗り切ったムクゲ。  

ハクサンコザクラのブログ-ムクゲ

認知症の姑さんと向き合って 十年。お互いに充実期にきている。

この病気は、自力でだんだん食べれなくなると言うことを知らなかった。

お箸やスプーンが使えなくなることは だんだん見ていて分かったけど
目の前にある食べ物を 手で掴んで食べることもしなくなるなんて・・・
目と手の協応ができなくなる。。口はもぐもぐしてるのに お菓子は皿の上。 

二月にはあの世に行きそうになった姑の口に バナナ、チョコレートを押し込んだ
卒寿の姑。食べもの如きで亡くなって ほしくない。
胃ろうにしないのなら 入院の理由がないという医者と人の死について話し合い 納得したり しなかったり。

ハクサンコザクラのブログ-ニホンアマガエル薔薇の上
あれから、六ヶ月。
すっかり介護されることになれた姑と私。
口をあけようとしない おばあさんの口をあけるには なんと歌が一番いい。

ふるさと・・・お気に入り
もみじ・・・好きらしい
野沢温泉小唄 ・・・いいらしい 

体のどこかでリズムを取っているのか タイミングらしきところで 
口をあけて 食パン一枚 プリンとエンシュアの粥で食べる。

目は口ほどに物をいう。 じょくそうはどこにもない。

栄養がいい状態との事。自分のこれからのためにと いろいろサービスを覗いたり
利用したり・・・・・でも、まだまだ。

やっぱり大変な病気です。みんなが認知症ならいいのですが。