モー娘。札幌コンが終わって、都市間バスで帰宅。コンサートの感想を書きたいところですが、帰宅後すぐに見ようと思っていたファフナーを見ての感想。
ファフナー無印とROLは5年程前にDVDで視聴。H&EはDVDレンタルを待って視聴。待望の続編EXODUSは録画したものを見てきた。
無印放送当時からのファンと比べると、私のファフナーへの思い入れは強くないのだろうけど、人物一人一人がどう生きて希望を繋いでいくかを描くファフナーが大好きだった。毎週誰が急にいなくなったとしても、ファフナーではおかしくない。だから見るのが辛い。それでも見てしまう位の面白さがある作品。
私は、ファフナーの島側の登場人物に嫌いな人物がいない。(人類軍側はまだどう判断していいか、単に嫌な人物だと決めてしまってよいのかがまだ分からない)EXODUSになり、昔からいる人物達が頼もしく成長しているのを見て前から好きだった人物はより好きに、前は興味がなかった人物も好きになっていった。
カノンは私にとって「興味がなかった人物」だった。それが、EXODUSでは大好きに。ザインに乗る一騎を引きとめようとして引きとめられず泣くカノンを見てからだと思う。音楽「楔」の盛り上がりも合わさって、この場面が好きだ。覚悟を決めた人間を、生き方を、自分の思いだけで止められない。カノンはこんなに感情豊かになっていたのかと驚いた。止められないなら、せめて相手の為に自分が出来ることをしてやる、ファフナーにはそんな人物ばかり。一騎の為に、仲間の為に、後輩の為に、島に生きる人々の為に、きっとどんな時でも力を尽くしてきただろうカノン。それが今回はカノンが自分しかできないことを見つけ、役目を果たした。
未来との戦いの中で沢山のフェストゥムが攻めてきて、自分一人しか戦えるものがいない孤独さ。いつも痛みに耐えながら、痛みを振り切って敵を倒してきたカノンが、味方がいない状況でも、それでも戦うしかないと覚悟を決めた時の強さ。戦おうとした時にザインが現れて、自分一人じゃないと分かったからの安堵の涙。ザインと共に敵を倒してほっとしたのも束の間で、自分が守っていたつもりの島に人々はおらず、いるのは一騎と自分だけだという未来の可能性を見てしまった絶望。
好きな人といられる未来を、選びたいに決まっている。だけど、選べない。好きな人の手を取れない。取れるけど取らない。自分の幸せよりも島に生きる人の未来を願って決断できるカノン。強い。みんなが繋いできた希望を終わらせなかった。
今回鏑木家の家庭問題解決などカノン以外の話もあるものの、そこに繋がるような未来を作ったのはカノン。自分が繋げた未来が希望の道へ向かっている様子をカノン本人が見ることができて、良かった。
ファフナーに、家族に、島の人々に、別れを済ませ、自宅へ。翔子の写真がある。
最後は喫茶楽園へ。カノンが生きることを選んだのは一騎と出会ったから。あそこで死ななかったから、仲間にも家族にも出会えた。大事な人たちの未来を創り、大切な一騎のことを想いながら、静かにカノンはいなくなった。
自分の気持ちを最後に口にして。
(私にとっては)今までで一番幸せな退場だったと思う。残された人々は悲しいだろうけれど、カノンの繋げた未来を精一杯生きて欲しい。
もう、人類軍だった頃の自分を殺していたカノンじゃない。素敵な女の子だった。
来週からOPが変わり、物語も進む。カノンのことは、忘れない。
(完全に私情。大した恋愛はしてないものの、私、好きな人と付き合えたことなんてなかったし、どうしてって相手を恨むような人間になりたくなかったから、相手の幸せを祈ってきたつもり。私とカノンは違うけど、理解できるように思えて、カノンが好きだった。カノン、ありがとう。)