娘が

「サンタさんってママなんやろ?」

と核心をついてきた。

 

 

小学校4年生

サンタさんを疑う年頃。

 

 

すぐに次男が

「お前そんなん言うたらサンタさん来てくれへんで」

と言ってサンタかばう。

 

 

「まずなんでそんなん思ったん?」

と聞くと

「友達がサンタさんは親やって言うてた。」

と娘は答えた。

 

 

その友達今すぐ来い。

そっちの過程で勝手に夢を壊してくれ。

もう少しサンタを信じる子供でいてほしかった。

そう思ったウチは

サンタさんは実在する説を決行しようと思った。

 

 

「サンタさんはママなんはなんでか言うたら

信じひんくなったらサンタさんがもう行かないので後はお願いします。って

親にいわはるんやで」

 

と言った。

 

「じゃ、サンタさんは一年中何してんの?」

 

ウチ

「そんなんトナカイの世話と

おもちゃとか仕入れてるに決まってるやん。

世界中の子供におもちゃ配るんやから

品揃えしとかな。」

 

「じゃ、なんでサンタさんがいるなら

こーへん人もいるん?」

 

ウチ

「あー、その子のお母さんたちは

子供が生まれたらサンタ登録し忘れはったんやわ。」

 

「サンタ登録って何…?」

 

ウチ

「子供が生まれたら親が

ウチに子供が生まれたので

夢と希望を届けにおもちゃください。

って登録しなあかんねん。

出生届と一緒に役所でできるねん。」

 

この言葉を聞いた次男、笑いこらえる。

 

「そうなん?!」

 

ウチ

「そうそう。だからウチには皆来てくれはったし、

その子の家は忘れてはったか、

知らんかったんちゃうかな?」

 

「じゃ、サンタさんはなんさいなん?」

 

ウチ

「さぁ・・・」

 

「ずっと生きてるわけないやん。」

 

ウチ

「あんな、それは

普通の人間と一緒で

後継ぎがいるねん。

サンタの子供もサンタ

その子供もサンタ。

そうやって受け継がれていくねん。

じゃなかったら

世界中の子供に毎年届けられへんやん。」

 

「なるほど…じゃ、サンタさんは

どうやっておもちゃ仕入れはんの?」

 

ウチ

「そりゃ、近くのおもちゃ屋さんとか」

 

「バレるやん。」

 

ウチ

「それこそ返送してるに決まってるやん。」

 

 

「ふーん…じゃ、なんで誰も見たことないの?」

 

 

ウチ

「だってサンタさんやで?魔法使えるやん。」

 

「どんな?」

 

ウチ

「透明人間になったり色々あるやろ。

でも、誰も見たことがないから

何かは知らんけど。」

 

「どうやってプレゼントを置くん」

 

ウチ

「だから、魔法使いやから

なんとかして届けてくれるやろ。」

 

 

ウチと娘の話を聞いてた次男は

ただただ笑ってた。

 

 

面倒になったウチは

 

「まず、サンタ信じひんってことは

サンタ否定することになるってことやで?

サンタさかさまに読んでみ?」

 

「サンタ…タンサ?」

 

ウチ

「タンサを何回も続けて言うてみ。」

 

 

「タンサタンサ」

 

ウチ

「サタンになるやろ。

サタンってことは悪魔になるねん。」

 

「え?!」

 

ウチ

「サンタを見たことがないってことは

見た人間は

サタンが正体ばれたら

悪魔になって記憶消されるって聞いたで。」

 

「記憶消されるん?!」

 

ウチ

「そりゃ、夢届けに来て殺すわけにもいかへんから

サンタを目撃した記憶だけ消すやろ。

それでも悪い子はまた悪魔になって

罰与えるやろうし。」

 

「サンタさんって無敵やん。」

 

ウチ

「だからサンタさんしか世界中の子供にプレゼント

届けられへんねんろ。」

 

「確かに…。」

 

 

それ以上

娘は何も聞いてこなかった。

 

 

 

ってかさぁ

サンタの存在死守するために

どんなに必死やねん。

 

 

しかも

最終的に

夢どころか

ホラーになってるしw

 

 

 

そんな感じで

我が家はもう少し

サンタを信じさせますw

 

 

 

ちなみに、そのことを彼氏に言うと

爆笑され

「よーそんな理由が思いついたなぁw」

と感心されました。