子供のころ
ピアノを習っていました。
どうしてもピアノがやりたい!
絶対続けるから!
と私の飽き性を知っている親を説得し
習わせてもらいました。
でもピアノは私の性分には合いませんでした。
長く椅子に座ってジッとすることも苦手でしたし
いつまで経ってもまともに楽譜が読めませんでした。
発表会では私より幼い子が難しい曲を弾くなか
私は簡単な曲しか弾けず恥ずかしい思いをしました。
私はどんどんやる気をなくしていきました。
先生はなんとかして私にやる気をださせようと
頑張ってくれました。
ハンバーガーを買ってきて
レッスンが終わったら食べようねと言ってくれたり、
楽譜が読めない私に
先生が弾いて録音したものくれたり。
ある時、先生がマイクを持ってきてくれました。
『歌うの好きでしょ?
先生がピアノ弾くから
みさこちゃん歌ってみて。』
それからピアノのレッスンは
ボーカルレッスンに変わりました。
私はそっちの方が何倍も楽しかったです。
そして発表会で私はピアノを弾かず
歌を歌いました。
『翼をください』だったと思います。
最近またピアノを始めてみました。
楽譜は頭が痛くなるので
好きな曲を歌いながら
片手でポロポロと...

当たり前なんだけど
あの曲もこの曲も全部この
ドレミ~
で出来ているのに感動しました。
いつか弾けるようになったら
披露します。