こんばんは。


今日はダブルフォックスの脚本家、アオヤギ大先生と映画に行きました。




なんかかなり不機嫌な顔してますね(笑)

見終わってめっちゃ良かったですねと言い合った後にこの顔です。


岩井俊二監督、黒木華さん主演の『リップヴァンウィンクルの花嫁』を観ました。



感想書きますが結構ネタバレ書きそうなのでご注意をI
あと、自分なりの解釈バンバンで書かせていただきます。










黒木華さん演じる一人の女性の人生の転機を描いた作品。

彼女はとても内気で、現実の人間関係に対して距離を置いてるというか何か諦めてる感じの印象。

その反面、ネットの中ではストレートに発言したり、ネットで知り合った人とデートしたり内気とは正反対の性格も秘めている。

でもこんな人って以外と多いのかなっておもった。



そんな彼女の周りで少しずつ色んなことが起こってくる。今までの彼女の人生では起こり得なかった事が次々と。

どんどんどん底に落ちていって、どんどん流されていく身の中で、彼女は持っているものをどんどん捨てていく。

でも不思議と物語は幸せな雰囲気に包まれ、彼女は厄が落ちたようなスッキリした、どこか自信に満ちた表情になる。


すべてを無くしたはずなのに、心は満ちていて清々しい気持ちに包まれる。

はじめは優柔不断で不器用すぎる黒木華にずっとイライラしていましたが、物語が進んでいくにつれ懐が深く芯のある魅力的な女性に見えてくる不思議。


素晴らしい映画でした。
3時間ある映画でしたが全然長く感じませんでした。


ぜひ観てみてください(*^^*)