ラジオでは皮膚科ナースならではの目線での色と色を扱うメイクがテーマでのお話をということでした。
あえて原稿を作らず思いのままに話すことに。
終わってみたら言いたいことのほんの僅かだけ話せたかなという感じの本当にあっという間の時間だった。
とっても楽しい貴重な経験させてもらっちゃった⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
最初に音楽から色が見える共感覚のお話を。
そして本題のメイクといえば、
私が人にメイクをした最初の体験は亡くなった方へのメイクだったこと。
入院患者さんが亡くなった際に病棟でやるアレ。
エンジェルケアという最期のお世話。
血の気がなく顔色も悪い。
もちろん艶もなく
魂が去った肉体は冷たくなっている。
そんな方へ施すメイクは手際良く急いで仕上げなければならない。
保湿クリームやファンデーションが乗らない。
でもやれるだけのことはやる。
そして仕上げに少し濃い目の口紅という色を灯したら
その方が華やぐのがわかる。
ご本人に喜んでもらうのは叶わないけれど、
『綺麗にしてもらえて良かったね、お母さん』
なんて言葉を聞いたりする。
ひとときの慰めになれば幸いですという気持ち。
そしてお見送りをする。
そういう場面が何度もあった。
メイクはメンタルと深い関わりを持つ。
マナーや義務としてだけで捉えるものでもない。
私の幼少期からの容姿コンプレックス脱却のきっかけはメイクだった。
本当にメイク一つでこんなに変われるんだってね、自信がつく。
色を乗せて変わった自分も本当の自分。
知らなかっただけで実はこんな良さがあったとか、
変だと思ってた部分がチャームポイントだったりする。
化粧は化けるという字を使ってるけど、変わるのは見た目だけじゃなく心模様が大きく変わるからすごい手技だなって思う。
眠ってるかもしれない本来の自分の良さを引き出せる。
そして楽しくてワクワクする。
今はみんなマスク生活で口紅はあまりしなくなったかもしれない。
その分アイメイクに力入れる人が増えている気がする。
目ヂカラアップ
目には微笑みを
人生には彩りを