2019年からそれぞれのテーマで毎月開催されている統合医療の勉強会に欠かさず参加しています。

場所は札幌の円山にある響きの杜クリニック。

 

ここで私はアントロポゾフィ医学と出会うのでした。

 

かの有名なルドルフシュタイナーの哲学由来の医学。教育や農業くらいは知っていたけれどアントロポゾフィについては何も知らず。ワクワクしながら参加した。

 

アントロポゾフィとは

1人1人が人間らしく芸術的に生きること

意思を尊重し進化に寄り添うこと

他者を尊重すること

 

だから芸術、教育、治療教育、農業、医療と様々な分野、畑が違うように見えて根っこは同じことが語られるんだろうな。

 

薬剤はバイオダイナミック農法で栽培された植物を使う。

最も治癒力が凝縮したものを用いることにより、身体と精神の両方に働きかけ崩れたバランスを戻す手助けをする。

少しホメオパシーに似ている。

 

がん患者さんの治療を行っているルーカスクリニックの実際の治療の現場を見せてもらった。

 

 

まず環境。

自然に囲まれて明るく落ち着く調和のとれた建物。私達がイメージする病院とは全然違う。

たぶんシュタイナー建築だと思う。

 

特徴的なのが芸術療法。

オイリュトミーという体操療法

絵画療法

リズミカルアインライブング

音楽療法

などなど

食事はベジタリアンメニューでオーガニックのもの。

患者さん同士がテーブルを囲み、毎回1名サーブする係になる。

そうすることで自宅にいるような温かみも感じられる。

どれもが興味深い。

 

これは代替医療ではなく、まさに統合医療の神髄。

 

私はこの日の学びの出会いを通して

アントロポゾフィ医学を学ぶ看護職の会の末席に名前を置いてもらうことにしたのでした。

同時にアントロポゾフィ医学のための医師会の会員にも自動的になるみたい。