うちの母さんはブサイクです。

 

 

私はこのことに気づき、認めるまで35年以上かかりました。

(ちなみに、うちの父さんもブサイクですオエー

 

 

 

 

 

 

この「ブサイク」というのは実際がどうかというよりも

 

 

 

私自身がそう思っていた

 

 

 

ということが大事なポイント!

 

 

 

 

 

 

私はずっと自分の顔に自信がなかった。

 

 

目は一重(と奥二重)で目つきが悪く、

ぱっちり二重の人がめちゃめちゃうらやましかった。

 

 

もっとかわいかったら…

もっと美人だったら…

もっと優しい顔だったら…

 

 

と、思って長年過ごしていた。

 

 

いろいろあって、30歳前後の数年間はナチュラル志向になり

着飾ることをやめ、ほぼすっぴん、洋服もシンプルになった。

そのころはすっかり恋愛もあきらめていた。

 

 

その後公務員をやめて、さまざまな人に出会い

再び「かわいさ」を意識するようになった。

 

 

メイクもして、スカートもはくようになった。

 

 

数年で、自分でも言っちゃなんだけど「かわいらしく」なったのだ。

まじで。

 

 

自撮りだってしてたし、それをSNSにさらしたりもしてた昇天

 

 

そうやって、私なりにかわいさを求めて、ほどほどにはなったと思った。

 

 

 

なのに

 

 

 

恋愛はうまくいかなかった。

恋愛だけじゃなくて、なんとなく人生にもやっとしたままだった。

 

 

で、

 

 

二年前、失恋をした直後に落ち込みながら考えて気づいたんだよね。

(第三者にヒントをもらったけど)

 

 

私、母さんのことブサイクだって思ってるわ無気力

と。

 

 

目からうろこが落ちまくった。

 

 

そして目から水もこぼれまくった。

 

 

もう号泣よ。

嗚咽もらして泣きました爆笑

 

 

自分でびっくりした。

なんでこんなことに気づかなかったのだろうかと。

 

 

母さんが美人でないことは昔からわかっていたし

母さん自身が容姿に自信がないことも

わかっていた。

 

 

つもりだった。

 

 

でも、あらためてちゃんと認識したことがなかった。

 

 

それで、その事実をつきつけられてショックだったのだ。

 

 

 

まじかー---!!!

うちの母さんブサイクやったんや!!!!

コンプレックスの塊やったんや!!!

そりゃ娘の私もブサイクなはずだよな!!!

しかたないよな!!

そっかそっかー--

それじゃしゃーないよなー

 

 

 

と、そのあと妙に納得してそれからすっきりしたのです。

 

 

 

ほんと、あれから変わった気がする。

 

 

 

表面意識に本質が追いついたというか

落ち葉だらけの庭を掃いてきれいにしたと思ってたけど

掃いただけだからきれいになったのは庭の真ん中だけで

すみっこは落ち葉だらけだったけど、ようやくその落ち葉も片付けられてすっきり!

みたいな。

 

 

見た目にだまされんな!

って感じ。

 

 

 

親のネガティブな面を認めるのはつらい。

だって、自分の親なんだもの。

 

 

とくに母親というのは子に与える影響が父親よりはるかに大きくて

母子関係は人格形成にめちゃめちゃ影響するらしい。

本質的に、子どもは母さん大好きだものね。

 

 

その母がブサイクだったなんて、子どもにしたらしんどい事実。

ブサイクなだけだったらいいけど、母のコンプレックスに触れるなんて

しんどすぎる。

 

 

だから、見たくないのよ。

 

 

でもだからこそ、見なきゃいけないのだと思う。

もう、大人なんだしね。

 

 

 

うちの母さんはブサイクだった

 

 

 

を認めてから、目に見えて何かが変わったわけではないかもしれない。

でも、その後の恋活への力がうまく抜けたような気もする。

 

 

これでいっか、まあいっか、なるようになる。

でもがんばってみるか。

ケセラセラにっこり

 

 

納得する。

 

 

って、めちゃめちゃ大事なんだと思うよ。