恋愛ができない。

 

 

うまくいかない。

 

 

そのことが、とても恥ずかしかった。

 

 

 

 

 

 

だから

 

 

「社会人になって恋人ができたことがない」

 

 

ということが、どうしても周りには言えなかった。

 

 

だから、少しは恋愛してるんだよって

 

 

そんなふうに話を合わせていた。

 

 

彼氏、結婚、出産、不倫・・・

 

 

そんな話しを聞きながら

 

 

それらに無縁な私は

 

 

きっと何か欠陥があるのだとばかり

 

 

思っていた。

 

 

でもどうしたらいいのかわからなくて

 

 

もがいて

 

 

逃げ出して

 

 

飛び込んで

 

 

あきらめて

 

 

また立ち上がって

 

 

そうしてかっこ悪くあがいてきた。

 

 

たかが恋愛

 

 

されど恋愛。

 

 

自分の心に嘘はつけなかった。

 

 

傷ついては立ち上がり

 

 

泣いては涙を拭いて

 

 

トライアンドエラーを繰り返した。

 

 

自分の人生への信頼と

 

 

先人たちの経験を心の支えにして。

 

 

恋愛にたどりつかないことは恥ずかしいのか?

 

 

と聞かれたら

 

 

そんなことないよ

 

 

と答える。

 

 

でも

 

 

その恥ずかしさをエネルギーに変える

 

 

そんなこともできるんだよ

 

 

ということも伝えたいと

 

 

いまは思う。