金曜日。朝だんなを南吉の里近くに送って行った後、ふと、ネットサーフィンをしていて、欲しくなった本が。
柴田是真と三代田畑喜八の本。

まあ、すぐに欲しいわけではないが、取り敢えずあと一つ欲しいものが本当に必要なのか見極めてから注文しようとカートに入れたまま。

そして、この日は2回目の豊田市美術館、クリムト展へ。
実は前日岡崎教室で片道1時間半ほどの運転の翌日で少し不安も残るものの、何とか9月中の平日に行くのはこの日しかないと。

まあ、うちから豊田市はバイパスが出来ていて大きな道をひた走る感じなのでさほどストレスなく1時間ちょっとで到着。道中、特に意図したわけではなくたまたまベートーベンの第九を聴きながら。
10時15分で既に駐車場は満杯ではないものの1番遠くのエリアへ。

1人なのであまり気負いもなく、チケットもまあ、並べば良いかぁ〜とチケット売り場の行列に。15〜20分ほどは並びましたでしょうか。
そしてチケットをゲットしたら、なんと。このチケットで別館の高橋節朗展に入れると。
前回来た時は前売りでしたのでそのまま別館にも気付かず帰ったのでした。


チケット売り場の横にはこんな撮影スポットも。


クリムト展は2回目なのでさほどハイになることもないけど、好きな絵はじっくりと、冷静に見つめることができました。
ユディトの前ではやはり涙が出そうになりつつ。
ベートーベンフリーズの前では、あれ〜たまたま聞いた第九とリンクしてるなぁと。

私の思うところ、前回とても心が疲れたのは、表現はさることながら、このバランスの気持ち悪さからでしょう。
クリムトの配置は絶妙に気持ち悪く心をざわつかせてくれます。
画集はアップにしていたりと全体像が分かりづらいので画集は大丈夫なのかと。

草間彌生さんの作品はいかに小さくても気持ち悪くて見ることができませんが。私が学生時代、デザインの授業で作った作品は、法則に基づき、計算とかで大きさを決め、変化させたりしました。なので気持ち良い。が、草間さんのはそういう法則を無視した、彼女の感性で形や大きさを変化させたりしているのかと思います。
クリムトも然り。絵画は黄金比率とか遠近法とか、消失点とか、いくつか法則がありますが、そういうのを踏まず。というか、敢えて壊して描いてますね。

展示の後はお決まりのショップへ。まず今回展示の図録。これはクリムトの作品を網羅してないからパス。クリムトの画集を眺めましたが、実は私、小さい本ですが画集は持ってますのでやはりパス。何も買わないことに少しストレスを感じつつ…




さて、次は前回見逃した高橋節朗展へ。

素敵な中庭

高橋節朗さんは漆芸作家です。
大きな作品が多い。
私、学生時代に漆芸もとりましたので実技も経験ありますし、ひと通りの知識も一応あります。
が、この作家さん、知りませんでした💦

豊田にゆかりがあるわけではないけどここで作品展をして、作品を豊田市に寄贈されたそうで、それで美術館を建てたんだそう。

なかなか興味深い展示でワタシ、コーフン(笑)
今度こそ図録が欲しいと美術館のショップへ💕

そこでもちろん高橋節朗さんの図録をゲット


と。値段、500円〜〜??

にわかに信じがたく、ショップのお姉さんに聞くと、これは古い展示の図録なので処分価格ですと。
他にもたくさんあり、欲しい図録はないかと発掘💕
なんと、朝、カートに入れた作家、柴田是真がー


これも500円〜〜💕💕💕

そして帰りの帰途もクリムトのベートーベンフリーズを思いながら第九を聴き、歌いながら〜。

なんと、家に帰り着き駐車場に入れた時に第九が終わりました。

なんか良い日だったなぁ〜〜