”交渉期限が迫る!”ダルはレンジャースか、それとも日ハムか!?
ダルビッシュの交渉期限が刻々と近づいている。
まとまれば、世界一を狙うレンジャースの一員となるが、決裂ならば、今季も日ハムでのプレーとなる。
松坂のケースでは、代理人のスコット・ボラスがメディアを使ってレッドソックスとの交渉を揺さぶったが、
今回ダルの代理人のテレムはボラスとは真逆のスタンスの男。なかなか交渉過程が表に出てこない。
水面下では、ダル側が1年1500万ドルを上限とする年俸を要求し、レンジャース側はいわゆる「松坂マネー」と
言われる「6年5200万ドル」を基本線に交渉の真っただ中だ。
このほかダル側は5年で契約期間にこだりを見せ、30歳の年齢でFAになり、市場価値を再度確かめたい模様。一方のレンジャースは投資額に見合うメジャーのFAまで6年は譲らないままだ。
妥協点を推測すると、5年総額5500万ドル(契約金込)+インセンティブ。6年目ダル側のオプション1200万ドル。
入札額5170万ドル。
投資総額:1億1870万ドル(インセンティブは除く)
単年平均1100万ドルの年俸で、サイヤング賞獲得やオールスター出場などのインセンティブで、
活躍次第でダル側の希望額に近づけるようにすることが考えられる。
また、最大の懸案事項である契約期間だが、6年目はダル側のオプションにすることで、
行使した場合の年俸は1200万ドル相当というところか。
スポーツ専門チャンネルESPNのベースボールアナリストであるティム・カージェンが「交渉期限までレンジャースはダルとサインする」と断言した。その一方で、ダル側が評価自体に満足しなければ、交渉は決裂し、ダルは再び札幌ドームのマウンドに上がることになるわけで、最後の最後まで、交渉事は予断を許さない。
いずれにしても、「レンジャース・ダル」が誕生した場合、松坂をはるかに超える「1億ドルの男」が誕生するはずだ。