”前人未到”メジャー600セーブを達成した男とは・・・ | 古内義明オフィシャルブログ「メジャー地獄耳」Powered by Ameba

”前人未到”メジャー600セーブを達成した男とは・・・

昨日、とてつもない大記録が生まれた。


ブリュワ―ズのトレバー・ホフマンが通算600セーブを達成した。


「600」セーブである。


通算記録の第2位のヤンキースのリベラが、555セーブ。強豪のヤンキースに在籍しているリベラでも、

まだホフマンの背中は見えない。いかにこの記録が凄いかが分かる。


93年の初セーブから足掛け17年。


676のセーブ機会で600セーブを達成した。


今季は防御率が17点台になる不調もあったが、自らの手でクローザーに返り咲いた。


ACDCの名曲「Hells Bells」で9回のマウンドにやってくるオフマン。登場曲とマッチしたピッチングは、

相手チームにとっては驚異だ。


以前、ホフマンに、「クローザーの心得」を聞いたことがある。


「ハートがすべて」と、右手を胸にあてながら、答えてくれた。


仲間のために、最後のマウンドに立ち続けるハートは、我々の想像を超える強靭なものなのだろう。


ホフマンは来季現役を続けるかどうか明言していない。子供と抱き合い、チームメイトから祝福される姿に、

クローザーの誇りが垣間見えた。