なぜ、高校野球がこれほどまで愛されるのか?
アメリカ人のなかに日本の高校野球を理解できる人間は少数だ。
アメリカの大学スポーツであれば、プロに一歩近いレベルで、国内規模で開催されるから、
まあ、理解されると思う。
なぜ10代の球児がクソ暑い中で、過酷にプレーし、酷使しなければならないのか・・・・・
彼らはまずここに大きな疑問を抱く。
「ひたむきさ」「純粋さ」「無欲」。
たびたび高校野球を表現するワードとして使われる。
我々は、夏、失った何かを彼らの一挙手一投足から感じる。
彼らの笑顔や涙から遠い故郷、懐かしい青春時代に一瞬でもタイムトリップできる。
それが高校野球の本質ではないだろうか。
年を重ね、社会の荒波にもまれれば、自分を押し殺し、世のなかの流れに身を任せ、大人のルールに
逆らえない。
だからこそ、夏のこの時期に、どこかで目にする、そして耳にする金属バットの快音と、「甲子園」という
三文字に、心が洗われるのかもしれない。
このアツさと思いを・・・
発行人兼編集長を務める高校野球フリマガ「タイムリー」で伝えねば・・・。