”異論反論”タイガー・ウッズ無期限試合欠場の波紋
タイガー・ウッズの公式サイトは一目見ただけで、
謝罪に満ちていた。
栄華を極めた派手なガッツポーズの写真ではなく、
自らのサインと、謝罪文がトップページに掲載されていた。
「私の背信行為で多くの方々、特に家族を失望させ傷つけてしまいました。心からお詫びする気持ちを伝え、許しを請いたい。すべての皆さん、ファンや関係者、ビジネスパートナー、PGAツアー、そしてゴルファー仲間に理解をいただきたい。よく考えた末、期限を設けず、プロフェショナル・ゴルフ競技への参加を取りやめることを決断しました」
謝罪文はこのような内容だ。
ウッズはツアーに出場せず、妻と、2歳、10か月の二人の子供と静かに暮らしたいという。
これに続き、PGAコミッショナーのティム・フィンチェムは、ウッズの決断を尊重する声明を発表した。
タイガーの不倫問題はアメリカ社会に大きな波紋を広げている。扱われ方は、クリントン大統領の
スキャンダル並みだ。
ゴルフ界に、黒人プレーヤーとして、金字塔を打ち立て、人種を超えて、そして世界的に活躍の場を
広げ、慈善事業にも積極的だった。
ゴルファーとしてばかりではなく、ファミリーマンとして、そして一人の男性として、
リスペクトされていた。
現在のところ、ウッズの愛人として名前が上がっているのは9人にも上っている。
現実逃避。理想と現実とのギャップなどなど・・・・。
今回の問題をめぐって、多くの学識関係者や心理学者がコメントをしているが、
真の理由は分からない。
ファンの中には、
「タイガーも間違いなく人間だった」「彼のイメージは壊れた」「逃げ場が欲しかった」
「また復活するだろう」
などという意見がある。
タイガーのようなアスリートが現在の日本にはいないだけに、この問題を単純に比較することは
できない。
だが、自業自得とはいえ、タイガーは失ったものはあまりにも大きすぎると言わざるを得ないのは
確かだ。
昨年、タイガーがヒザの手術でツアーを長期欠場したとき、テレビの視聴率は50%とも落ち込んだ。
失墜した王者は、もう一度グリーンに雄たけびを上げることができるのか。
読者である男性、女性の皆さん。この問題、どう思いますか?