”神の手”アンリ問題が露呈したもの。
W予選でフランス代表のアンリがハンドの反則を犯した
いわゆる「神の手」問題がまだまだ尾を引いている。
FIFAは2日、臨時理事会を開き、この問題を話し合ったが、
来年のW杯では、現状の主審1人、副審2人で臨むことを正式に決めた。
ブラッター会長は、展開が非常に速くなって、判定が難しくなっている現状を
認めたが、議論に上がったビデオ判定などの導入は見送られた。
今回の問題で、メジャーでも再三議論され、導入に踏み切ったビデオ判定を
思いだした。メジャーはゲーム展開に大きな影響を与える本塁打に限って、
反対派を押し切って導入を決めたいきさつがある。
それはチームやファンに対する公平感を最優先した結果だ。
当然サッカーには国の威信がかかっている。1つのゴールの判定によって、
天国と地獄だ。
常に議論に上がるのは、審判に絶対的に、最終的な権利があること。これには
異論の余地はない。だが、彼らも人間。一瞬の判断で間違いをすることがある。
だからこそ、重要な局面に限ってだけ、最先端技術の力をかりようということになった。
逆にいえば、それは審判の「権威」を守ることでもあると思っている。
「公平性」。どんなゲームでも、これだけは保たれなければならないはずだ。