”恥”どなたか、球場名を買って頂けますか?
たぶんこれが、日本のスポーツビジネスの現実なのだろう。
日韓ワールドカップの会場にもなった”日産”スタジアムの名前が
宙に浮こうとしている。
日産自動車は2005年3月から来年の2月まで契約中だが、
3億円のままでは契約を継続できないと発表している。
一方、横浜市側は、9月18日から、3億円でスポンサーを公募したが、
19日の締め切りまでには1社も応募がなかった。
そのため、金額を半額の1億5千万円に下げて23日から再公募をかけるという。
試合数が少なく、展示会やライブでも元が取れなければ、この不景気で
命名権ビジネスに手を出す企業は少ないだろう。
しかし、日本を代表するスタヂアムに、名前がつかないなら、そこに
この国にスポーツビジネスの「現実」が浮き彫りになっている気がする。
その場かぎりの箱モノ行政は、宮城や広島などのサッカー・スタヂアムにも、
みられる。
企業にすれば安いに越したことはないはず。しかし、「安く」しだけでは、
何の解決策にもならない。