さて、進路が定まりました!!
でも、決めたのはなんと、高3の6月…!!
え、そんなので間に合うの?!
一から始めたら絶対間に合わなかったでしょう。
試験内容ですが、
ピアノは、ベートーベンソナタの好きな曲の第一楽章
声楽は、コンコーネの中の五曲より当日一曲を指定
あとは、楽典、新曲視唱、英語と国語
でした。
私は、本当にラッキーでした。
まず、もともと、一応別の音大の課題曲をレッスンで見てもらっていて、その課題曲がベートーベンのソナタ第一楽章だったのでした。
楽典と新曲視唱と聴音もずっと教わっていたので、聴音はありませんでしたが、大丈夫。
英語と国語は、高校が進学校だったので、十分間に合うレベルでした。
ので、残る新課題は、声楽でした。
声楽を急に習わなければならなくなり、戸惑いました。男の師匠が教えてくださることになり、ありがたかったのですが…
年頃で、本気を出して歌うのがとても恥ずかしかったのです。
うたえるようになるまでに半月以上拒み続けましたが、
大学の夏期講習を受けに行くことになり、そこで歌のレッスンを受けなければならなくて、夏期講習の直前に一度だけ歌って大学のレッスンを受けることになってしまいました。
ですが、歌は何とか歌えていました。夏休みの合宿中に、部活の顧問にもお願いし、聴いてもらっていたこともあり、自信がついていたため、です。
あと、ピアノですが…いくら練習していたとはいえ、完成していたわけではありませんでした。
一番自信がない課題でしたが、やはりここでもラッキーなことがありました。
それは、三年間培ってきた、吹奏楽部でのパーカッションの技術練習が、
ピアノを弾く上で大切な、「脱力」を上手く習得できていたのです。
でも、それを自覚したのは、受験直前の追い込み時期でしたので、パーカッション効果だけではなかったのでしょうが…
でも、脱力の全くできなかったので、大きな効果をもたらしていたと思います!!
たくさんの努力と恵まれた環境のおかげで、私は音大への道を一歩一歩歩んでいました。
ところが、年末に大変な事件が起こります…
さて、何があったのでしょう?
また次回…