私のついたソルフェージュ、楽典、聴音の男性の先生ですが、
初めてのレッスンの日に、まず楽典でこんな質問をされました。
「拍とは何でしょう?」
唖然としました…講義を受ける方式を取らず、常に質問攻めです。
しかも、拍って何?と聞かれても思い付かない

でも、この問答形式がすごく力になり、音楽に大切なものを教えていただきました。そして、お笑いみたいにオモシロい

因みに、楽典の問題(集)は、本で読めばわかることなので、ここではしない、自分で勉強することだ。答え合わせなんかするようでは音大は落ちる、絶対100点取るように、と言われました。
でも、私は妙に納得しました。実は楽典の勉強なんて、自分でできるのに…と思っていたので…
音楽用語は、それもこの先生からアイデアをいただいて、単語帳を作ったり、ソナチネやブルグミュラーの使い古した楽譜に読み方と意味を書き込んで覚えました。
この先生から学んだことと言えば↓↓
音楽に大切なものとは…
拍、リズム、ダイナミクス、音感(ソルフェージュ)、ハーモニー、、、
でも、これらを一からこの先生に鍛えていただいたわけではありません。
自分で育んできた結果をこの先生に見せてきた上で、レベルアップをはかってくれました。
私はありがたいことに、ピアノの習い始めからこれらを鍛えてもらっていました。たまたまY社のグループレッスンに通っていたのと、ピアノの師匠も、例えば、音価をボールの大きさやそれに対しての弾みの大きさで教えてくださったので…スタートは遅かったけど、スタートラインは全く後ろじゃなかったのです。
それに、中学、高校の音楽の授業で、コードネームを少し習って知っていたので、男の師匠にコードネームも詳しく教えてもらっていました。
こうして音楽力に応用力までつけて、めきめきと自信をつけた私…
しかし、ピアノが上達しない…
やはり練習する時間なのか…
いいえ、それだけではなく、ヤル気が出なかった…
恋も部活動も相変わらず全力投球でしたし…
それとは関係なく、気持ち的に既にピアノに限界を感じていたのです。もはや苦しみだけ…
その頃練習していたのは、
ハノン スケールとアルペジオ
モシュコフスキーの練習曲
バッハ 平均律
ベートーベンソナタ
後に、ショパン エチュード
でした。
特に、当時モシュコフスキーが全然弾けなくて、ピアノのレッスンではすごく嫌みを言われました

もうピアノで音大へは行くつもりがなくなった私…
でも、男の師匠についたおかげで、音大には行きたい!と思うようになりました。
しかし、何科を受けたら音大へ行けるの?自分は何を習得するために音大を希望するの?
音大=ピアノ、という考えでしかなかった私が、真剣に進路に悩む、悩む、悩む

…というわけで、今日はこの辺で…
明日は、私が決断した答えとは何か?お楽しみに
