表紙から柔らかい可愛いタッチの絵
ある町にひっそりとオープンしているお店のお話。
このお店は、
自分に必要なくなったものを置いていき、
代わりに自分に必要なものを持って帰るというルール。
店員さんはいません。
たくさんの大切な品物が置いてあるだけ。
めちゃ合理的
リサイクルショップ?!
でも金銭の授受がないからなのか、
そこにあるのはなんですよねー。
置いてあるものには必ずメッセージカードが添えられています。
品物の説明にちょっとプラスした気持ちが、
私が探してたものはこれだ!って持ち帰るきっかけを作っていそう
お気に入りだったり、大切に使っていた気持ちが伝わって、私もとてもあったかい気持ちになりました
ある日おばあさんが持ってきたのは、
亡くなったおじいさんが庭で大事に育てた花の種。
悲しみが癒えないので花を育てる気になれずに、
誰か必要な人にとたくさんの種の袋を作って置き、
代わりに写真立てを持って帰りました。
お店には代わる代わる色んな人がやってきます。
女の子は、大きくなって着れなくなったベスト。
その代わりに花の種とレターセットを持ち帰り。
男の子は、いつも読んでいた絵本。
代わりに花の種を見つけて。
それぞれ使っていたものを置いていき、
これから使うものを持ち帰る。
もう使わなくなったものを捨てるのではなく、
気に入ってくれる誰かに使ってもらう。
このシステムが素敵そこにあったかい想いがある。
私も将来、こんな場所を作れたらなぁ~なんて思ってしまいました。
みんなの愛がたくさん詰まった絵本です。
あったかい気持ちになりたい時、
愛のエネルギーを感じたい時に、是非
図書館でこの本を借りる時。
この本が大好きな司書さんが、この本が好きならとオススメを教えて下さいました。また読んだらご紹介したいと思います