聞こえますか?
届いてますか?

扉を叩く音が

格子の隙間に
伸びる手は


君の中の
もう一人の君は

いつまで
俯いて

口を瞑ったまま
動かないの


君の傷は
もう治ってるはず

君自身が
治したんだから


僕の胸には
もう傷はない

手を繋ぎ
走ることも出来るのに


いつか
君が見せた優しさは

錆びた扉を
開けられる

君の中の
もう一人の君が